小学生女子軟式野球 静岡県代表は5大会ぶりに東部地区のチーム 決勝で“宿敵”に圧勝
■静岡イーストエンジェルスジュニア NPBガールズトーナメントに出場へ
小学生の女子軟式野球チーム日本一を決める「NPBガールズトーナメント2024全日本女子学童軟式野球大会」の静岡県予選大会が2日、行われた。頂点に立ったのは、静岡イーストエンジェルスジュニア(東部地区)。静岡県代表として7月27日に開幕する全国大会に出場する。
【写真で見る】静岡市では県内初の女子学童野球チーム「静岡フューチャーズ」が活動
相手を圧倒して全国大会への切符をつかんだ。静岡イーストエンジェルスジュニアは準決勝で遠州ヤングガールズ(西部地区)を9-3で下すと、その30分後に実施された決勝戦で中部ガールズ野球クラブ(中部地区)を11-2で破った。昨年は決勝で中部ガールズ野球クラブに7-8で敗戦。あと一歩、優勝に届かなかった悔しさを晴らした。
今年が12回目の大会となるNPBガールズトーナメントは小学生の女子軟式野球の頂点を争う大会で、出場するのは全員が女子選手となる。今回は7月27日から8月1日まで、石川県で開催される。
静岡県代表は第1回大会から出場し、2017年には静岡イーストエンジェルスが優勝を果たしている。昨年は中部ガールズ野球クラブが出場。1回戦でしまねイザナミガールズ(島根代表)に13-2で勝利したが、2回戦で京都ガールズ(京都代表)に1-5で敗れた。
昨年までは4大会連続で中部ガールズ野球クラブが静岡県代表となっていた。静岡イーストエンジェルスは2019年以来、5大会ぶりの出場となる。この時は初戦で鳥取Pear Angels(鳥取代表)に16-2で勝利すると、勢いに乗ってベスト4まで進んだ。大阪ベストガールズ(大阪代表)と対戦した準決勝は3-3の6回裏に3点を失い、時間切れコールドゲームで敗れている。
大会は選手の肩や肘のけがを予防するため、投球数は1人1日70球までとしている。また、得点差によるコールドゲームは採用せず、より多くの選手が試合に出場できる「リエントリー制度」を取り入れるなど、独自のルールを設けている。
(SHIZUOKA Life編集部)