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<毎日くる……義母!>掃除のチェック!嫌味の連発!孫が生まれパワーアップした義母【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

あなたのご両親や旦那さんのご両親は、今どきの育児に理解がありますか? うちの場合、母は私のことをとても理解してくれているのですが、義母がかなり厳しい人です。「嫁はこうでなければならない」という考えを頑固に持ち続けています。「柔軟さ」なんてまるでありません。そのせいで私は、生まれたばかりのわが子に愛情を持てなくなる寸前までいきました。これは数年前の出来事。出産を機に、私(ミカ・20代半ば)も夫(タカフミ・30代前半)も義母に振り回され、恐怖した話です。

はじめてうちにきたとき、玄関の靴箱を人差し指でツーっとすくって小言を言われました。心の中で「テレビで見たことのある嫌な姑だ!」と思った覚えがあります。

じつは、私のお腹には赤ちゃんがいてもうすぐ出産を控えています。お産が近づいてきたある日のこと、私たちは義母に呼ばれたので義実家に行くと説教をされました。「産後のことの挨拶がまだなんだけど?」私たちははじめ義母がなんのことを言っているのか分かりませんでした。

どうやら義母は、私が産後の里帰りを義実家ですると思っていたらしいのです。そんなこと考えてもみなかった私たちは驚きました。義母との相性や生活のことを考えると、私のなかで里帰り先は自分の実家一択です。しかし義母にはその考えが通用しないらしく……とても怒らせてしまいました。

タカフミさんは、私と義母の相性が悪いと思ったのか、このように間に立とうとしてくれます。私にも、必要以上にかかわりを持たなくていいと言ってくれますが、それでもたまに呼ばれたら義実家に行くようにはしていました。

私は無事に息子・ユウタを出産しました。今日は、退院の日ですが、母もタカフミさんも仕事のためこられないので、タクシーで実家に帰るつもりでいました。しかし……病院を出るとそこには義母の姿があったのです。

入院中は病院のルールで義母は赤ちゃんと面会はできなかったので、ユウタとは初対面でした。会うや否や、自分に相談もなしに子どもの名前を決めたことに嫌味を言われました。

義母が厳しすぎるのか、私の気が利かなすぎるのか、とにかく私のやることなすこと、義母のおメガネには叶わず気分を害してしまうようなのです。それでも、夫の母だし、なんとか仲良くしたいとは思っていたのですが……。生まれたばかりの初孫を前にしても嫌味を連発する態度。それどころか、里帰り予定の実家にまでついてきてしまいました。私を心配して、子育ての先輩としていろいろ教えなければと考えてくれているのでしょうか? 少し過剰にも思えてしまって……。

これって普通ですか?

「もう来ないで!」義母の常軌を逸した言動……もはや恐怖ッ!

退院し、実家へ到着すると、母が義母と私にお茶を出してくれました。「タカフミそっくりね」と、ユウタをずっと抱っこしている義母。しばらくして母が「そろそろミカも休まないと……」と告げると、義母はしぶしぶと帰っていきました。

母は、お産を終えたばかりの私のことをとても気遣ってくれました。「つきっきりでお世話はできないけれどゆっくりしてね」私は、母に甘えて実家で産後の身体を休ませてもらおうと思っていました。

家のことは全部母がしてくれるため、私はユウタのお世話だけしていればいいということに、とてもありがたく感じていました。日中、母はいません。父は海外に出張しています。本来なら日中は、ユウタと私の2人で過ごすはずでした。しかし、毎日義母がやって来るのです。

産後2週間が過ぎましたが、義母は日中ずっとわが家に居座るようになりました。タカフミさんですらまだ夜の少しの時間、1回しか来ていないのに。

最初は、赤ちゃんに会いたいのだろうと思い受け入れました。家にいる間の6時間、義母はユウタをずっと抱っこしています。私がユウタのお世話をすることも許さず「お母さんが大変でしょう。家事でもしてきて大丈夫。この子は私が見ているから」と触らせてもくれません。

「もう少しうちに来る頻度を減らしてもらえるといいんだけど……」と、夫に言ったのが金曜日。その翌日の土日、義母は久しぶりに実家にきませんでした。しかし……。

「お義母さん……しばらくいらっしゃらないかと……」私が言い終えるまえにもう家の中にずかずかとあがり込んでいます。

私の子どもであるユウタをユウサクと呼び、孫に自分を「お母さん」と刷り込む義母。恐ろしすぎて、声が出ませんでした。

どんどんどんどん、ドアを叩く音にチャイムの音。お願いだから、諦めて今日はもう帰って!!

義母が毎日私の実家に来ることは、全く想定していませんでした。しかし、義母は当たり前だとでもいうように毎日来て、頼んでいないユウタのお世話を甲斐甲斐しくしています。そして「自分が本当のお母さん」とでも言うような怪しいあやし方で……。このままいくと義母にユウタをとられてしまうんじゃないでしょうか。寝不足もあって気持ちが落ち着かず、悪いことばかりが起きそうな気がしてしまいます。こんな落ち着かない精神状態で、育児ができる気が全然しません。

義母の襲来に気が狂う!実母が夫を呼び出し……「娘を守って」

「あまりタカフミをひとりにするのもよくないから、そろそろ里帰りを切り上げてもいいんじゃない? 産後は私が家のことを仕切りますからね」と平然と言い放つ義母に私は絶句。同居でもないのに、仕切るって何? 毎日家に来るってこと? こんな生活が今後もずっと続くっていうこと?

母が仕事を終えて帰ってきました。「お母さん……私もう疲れたよ……」母の顔を見るなり緊張の糸が切れた私は、涙があふれてきました。私は、義母から、里帰りを切り上げろと言われたことや里帰りが終わってからも自宅に毎日訪問してくると言われたことを母に話しました。

私は取り乱していました。自分の可愛い赤ちゃんである、ユウタのことでさえも可愛いと思えなくなるほどだったのですから。いま思えば、あのときはもうすでに精神状態が狂っていたのでしょう。

母は「本当にこれ以上、義母が実家にくるのをやめさせてほしい」と、あらためてタカフミさんに話してくれることになりました。私の精神状態も限界のところまできていたので、タカフミさんにも事の重大さを知ってもらったほうがいいとも思ったのです。

母はできるだけ、義母の悪口にならないように、慎重に……話の方向性と言葉を選びます。

「人間に触られた赤ちゃんを、人間の匂いがついたと思って育児放棄をする動物もいるじゃない。ミカがそうなったらどうするの? 産後はただでさえ心が落ち着かないものなのに。今日のミカは、まさにそうなりそうで怖かったわ」

母は私の精神状態まで、ズバリ当ててきました。やはり母親だから、私のことをよくわかってくれていると思いました。

もう、義母が来ることが嫌。本当は勝手に家に来て、家に上がること自体が非常識なことですが、母はタカフミさんに説得する際はその点には触れないでくれました。あまり義母の悪口のようになってしまうと、夫婦なのにタカフミさんが私の味方ではなくなりますから。話し合いの後、タカフミさんは義母と話すため、直接義実家へ行きました。息子から何度も注意されたら、きっと義母も受け入れてくれますよね。うまくいくよう願っています。

【義母の気持ち】頼りない嫁は不要です「孫はワタシが育てる!」

わが家の嫁・ミカさんは今時の女というか、根性がなく甘えた性格をしています。それでも息子(タカフミ)の嫁だからなんとか接してはきましたが……。とにかく頼りないんです。その点、私は長年専業主婦をし、子育てをしてきた身。自信をもって嫁にアドバイスができます。 先日ミカさんが孫・ユウタを出産し、ミカさんは実家へ里帰りしました。本当はうちで面倒を見るつもりでいたのですが、勝手に決めてこちらには何の一言もなかったのです。仕方がないので、向こうのご実家に毎日行くことにしました。

私はタカフミが生まれてからというもの、息子のことだけを考えて生きてきました。小さくて可愛かった私のタカフミもいつのまにか結婚する年になりました。寂しいけれど、自分の息子が一生独身でいるのは可哀想だとも思ったので、結婚は許しました。

ほどなくして、タカフミの嫁であるミカさんが妊娠。私にとって初孫であるユウタが誕生しました。孫を抱っこしていると、タカフミを育てていた頃のような母性のような感情があふれてきました。そうだわ……この子は私が育てましょう。そうよ、あんな根性なしの嫁なんかに孫を任せることなんてできないわ。

孫には「ユウタと名付けた」とタカフミから聞いたとき、私に相談なく決めてしまうなんてひどいと思いました。なぜなら「ユウサク」にしようと私は決めていたからです。いいわ、いずれ改名してしまえばいいのだから。

なんで私がタカフミにここまで文句を言われないとならないのでしょう? 嫁に代わって、孫の面倒を見てあげているのです。私はなにも悪いことはしていないはずです。

タカフミの父親である私の夫は浮気を繰り返して、いまでは家に寝に帰ってくるようなもの。会話もありません。夫の希望でずっと専業主婦をしていたので、私は家のことを完璧にこなしてきました。それに若い頃は、義母の看病や介護があったから、友人ともいつのまにか疎遠になってしまっていました。今さら仕事を始めようとも思えませんしね。

産後の母親はゆっくり休まないといけないのよ。あちらのお母さんは仕事があるのだから、私が「ユウサク」の面倒を見ないといけないでしょう! 善意なのに苦情を言うなんて、ミカさんは本当に情のない嫁なのね!

根性がない嫁よりも、私の方がずっと「ユウサク」を幸せにする自信があります。嫁が考えていることなんて、きっと自分がラクすることばかりなのです。私の時代は義母に「来ないでほしい」なんて口が裂けても言えませんでした。そんなことを口にする嫁は、本当に甘えています。私の方が何でもうまくできるのです。それも善意だし、見返りももとめていないのに、なぜ私に訪問を控えろなどと言うのでしょう。

嫁の口答え、ぜったいに許しません!

【私の気持ち】話通じず、恐怖を覚えた夫。義母から逃れるため、私たちの決断

義母はかなり厳しい人で「嫁は○○でなければならない」という考えを頑固に持ち続けています。今まではたまに会うくらいだったので、嫌味を言われても耐えられました。しかし妊娠を機に、嫌味や過剰な押しつけがパワーアップ。息子のユウタを出産し、実家に里帰りしたことをきっかけに、義母とは毎日顔を合わせることになったのです。あまりにツライので、夫・タカフミさんに義母を説得しにいってもらったのですが……。

タカフミさんから義母との話し合いの顛末を聞きました。最後は半泣きになりながら「母さんを説得できない、逃げよう」と言ってきたのです。

私はユウタと、10日ほどホテルで過ごしました。お金のことは心配でしたが、正直これで「義母に会わなくてすむ」と安心したのも事実です。それでもやっぱり「なんで私たちがこんな逃げ隠れるような生活をしないといけないの!?」と思ってしまうのです。

私は、無気力になってしまい何もできませんでしたが、タカフミさんはとてもスピーディーに、新しい家を借りる手続きを進めてくれたのです。

「迷惑かけてごめん、本当にごめん」と何度も謝るタカフミさん。このころには私の精神状態が落ち着いて、タカフミさんを可哀想と思えるくらいの余裕をもてるまでに回復していました。

ただ、気がかりは私たちがいなくなった実家に住む母のこと。義母は毎日のように実家に来ては私たちの居場所を聞き出そうとしてくるのだそうです。

義母はどこにもいない私たちを、必死に探しているようでした。母は、なにも知らないと言わんばかりにすっとぼけてやり過ごしているから心配しないようにと言ってくれました。

母は私のことをとても心配してくれます。やっぱり母親だなとうれしく思いました。

一時期は「ユウタが可愛いと思えない……」とまで精神状態が滅入ってしまい、追い込まれていた私でした。しかし新居に引っ越し、いまではとても穏やかに、幸せな毎日を過ごせています。もちろんユウタはとっても可愛いです! 義母から逃げることができて本当に良かったです。

あのままだったら、私は義母のこともタカフミさんのことも恨んでいたことでしょう。恨んでいたけれど、どうしたらいいかもわからず、何もできなかったかもしれません。タカフミさんが私の気持ちを優先して考えてくれたから、これから前を向いて頑張れるのだと思います。精神状態に余裕がないときに引っ越しなど重要なことを決めるのは良くないなどとも聞いたことがあります。でも、周りの人にちゃんと言って、周りの人と一緒に決めればいいんです。本当は自分の意見を通すのが苦手だけど、私にはユウタがいます。これから強くなっていきたいと思います。

【実母の気持ち】対応は任せて!娘と孫を守るため……私も戦う!

娘・ミカの里帰り出産を機に、ミカの夫・タカフミくんのお母さんの行動がちょっと異常……いいえ! はっきり言います、おかしくなりました。私が仕事でいない間、彼女はずっとわが家に居座っているのです。タカフミくんがお母さんに伝えても、まったく頻度は減らず。ミカが産後で気が立っているからという理由で、うちに来る頻度を減らすようにタカフミくんに話しました。しかし事態は予想以上に深刻でした。彼女は、孫かわいさのあまり独占したい気持ちをこじらせすぎているようなのです。これ以上、彼女とミカを接触させるのは、危険だと判断しました。いまは、ミカの心と身体の安全が第一です。

私は、ミカに嘘をつきました。

なんとか穏便に済まそうとしましたが、そんなことが通用するような人ではなかったのです。ここまで取り乱している人には、遠回しな言い方では太刀打ちできません。

「ユウタの面倒を見てもらったのはありがたいですが、その反面、お義母さんがいることによって、娘は休む暇もなかったようです。産後ってそういう状況だと、ご経験がおありのはずです。娘は精神的にかなり追い詰められていたのですよ?」こういう人にははっきり言葉にして言ってあげないと分からないと思いました。

「来るなと言われているのに来る人の行為のどこが厚意なのでしょうね?」彼女の顔がみるみる赤くなりましたが、気にせず続けます。「あなたの行動は、息子であるタカフミくんのことも苦しめています。そこまでわかった上で行動されていますか?」

本当はもっとごちゃごちゃしましたが、簡単に言うとこんなやり取りをしたのでした。彼女、あの調子だと他でもやらかしてそうですね。こんな揉め事があったなんて、とてもじゃないけど、あの子たちには言えません。

いまは、このままミカとタカフミくんを陰から見守りたいと思います。ミカは幼いころから争いごとが苦手な性格。ですがときには、はっきりモノを言えるようでなければならないことの大切さに気づいてほしいです。幸い、タカフミくんはミカの味方でいてくれています。タカフミくんもまさか自分の母が孫に執着するようになるとは思いもよらなかったでしょうから、可哀想だとも思います。私は、これからも若い2人が進む道を見守りつつ、応援していこうと思います。


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