必要な場所へ出向く「移動型トリマー」とは
KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2024年9月28日(土)の放送では、移動型トリマー・松尾麻未さんに話を伺いました。
Profile:移動型トリマー・松尾麻未さん
今回ご紹介する松尾さんは、『THE DOG Salon トリミングワゴン 京都本店』のトリマー。
トリミング設備を完備したワゴンを使い、出張型のトリミングサービスを提供しています。
移動型トリミングワゴンには、発電機や給水・排水タンク、ボイラーなどが完備されシャンプーやドライヤーまでできる仕様に。
天井の高いワゴンの中にはプライベートな空間が広がっているため、人やほかのワンちゃんが苦手な子でも安心してトリミングに専念できます。だいたい中型犬ぐらいの大きさのワンちゃんまで対応可能です。
飼い主もワンちゃんも高齢になってしまうと、わざわざサロンに出向くのも一苦労……。
移動型トリミングワゴンなら、玄関先でお預かりしてサービスを提供できるので、誰でも利用しやすいメリットがあります。
ワンちゃんに支えられて
初めて飼ったワンちゃんのレオくんとの出会いもあり、小さいころからワンちゃんが好きだったという松尾さん。
「なにかワンちゃんに関わる仕事がしたい」と思っていたとき、レオくんの主治医から紹介され、トリマーの専門学校へ行くことを決意します。
ちなみにレオくんは松尾さんの父・勝己さんが飼い始めたワンちゃんだったそう。
しかし、松尾さんが高校生のとき勝己さんが他界。精神的にしんどかったとき、レオくんの存在が支えになっていたと言います。
トリマーの専門学校を卒業したあとは、ペットショップで5年、動物病院で6年トリマーとしての経験を積みました。
さまざまなワンちゃんのトリミングをしていく中で、ワンちゃんのテンションに自分が合わせることができるようになったんだとか。「カットが綺麗」などと飼い主さんから褒められることが、今のやりがいにつながっているそうです。
移動型トリマーだからできること
サロンに連れてくるのが難しいお客さんが多い中で、前々から誰でも利用できる移動型トリマーに興味があった松尾さん。たまたま移動型トリマーを募集する求人を見つけ、すぐに働き始めました。
今年は、能登半島地震被災者支援の取り組みとして、出張トリミングのボランティアにも3回ほど参加。
手つかずだったワンちゃんのケアをすることで、飼い主さんからも喜んでもらえたようです。
松尾さんは「将来的に保護犬を自分で保護、トリミングして譲渡していきたい」と言います。
ワンちゃんの幸せを手助けできる存在として今後も活躍していきたいそうです。
松尾さんを表すことば
今回の“松尾さんを表すことば”は、『サロンがやってくる!!ヤァ!ヤァ!ヤァ!』です。
トリミングを待っている飼い主さんやワンちゃんに、今後も幸せを届けていってほしいですね!
【詳細情報】
THE DOG Salon トリミングワゴン 京都本店
電話番号:090-9333-7546
営業時間:9:00〜19:00
対応可能エリア:京都市伏見区/右京区/下京区/南区/西京区/宇治市/向日市/長岡京市※別途、出張料金が発生する場合あり/その他エリア要相談
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文/sumire
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2024年9月28日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。