宇宙最恐の生命体から逃げ切れ!究極のサバイバル「エイリアン:ロムルス」試写会レビュー
大型宇宙船でエイリアンに襲われる恐怖を描いた第1作「エイリアン」のその後を描く最新作「エイリアン:ロムルス」が9/6(金)に公開。エイリアンシリーズ最高傑作との呼び声が高い本作は、「蜘蛛の巣を払う女」で知られるフェデ・アルバレス監督、第1作「エイリアン」の監督で巨匠のリドリー・スコットが制作を務めています。
地球を離れた遠い宇宙で、行き場を失った若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション・ロムルス。ここには、宇宙最恐の生物・エイリアンたちが待ち受けています。彼らは逃げ切れるのか?SASARU movie編集部が見どころをレポートします。
「エイリアン:ロムルス」のストーリー
地球から遠く離れた惑星では太陽の光が届かず、厳しい労働環境の中で命を落とす住民たちが後を絶ちません。その惑星で暮らす6人の若者たちは希望を夢見て、宇宙ステーション・ロムルスに足を踏み入れます。
薄暗く不気味な宇宙ステーションで彼らを待ち受けていたのは、寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する"エイリアン”でした。血液は物質を溶かす酸性のため、攻撃が不可能な最恐生物。6人は逃げきることができるのか?
そして、ロムルスに足を踏み入れた若者たちの人間模様も見どころのひとつ。仲間が寄生され究極の選択を迫られた時、自分ならどうするかを考えさせられます。
また、エイリアンシリーズで重要な存在のアンドロイドにも注目を。今回のアンドロイドが担う役目は、主人公たちの決断にも大きく影響します。
生存率0%の中、恐怖に飲み込まれるサバイバル・スリラーをぜひ体験してみて。
攻撃不可能?!最恐生物・エイリアン
エイリアンは、脅威の進化スピードと酸性の血液を持った最恐の生命体。人間に寄生する形態から、脱皮を繰り返し最終形態になるまでのスピードの速さは絶望感を感じさせます。また、血液にふれると溶けてしまうため、攻撃することができないという点が更に恐怖心を煽ります。そして、エイリアンは音と温度で人間を認識するため、物音を立てるとすぐに見つかってしまいます。ただ逃げることしかできない恐怖はまさに究極のサバイバル。
新たなアイコンの誕生!主人公レイン
エイリアンのアイコンといえば、1作目に登場したシガーニー・ウィーバー演じるエレン・リプリー。本作ではリプリーに近い雰囲気を持つケイリー・スピーニーが主人公のレインを演じます。「エイリアン」の大ファンと語るケイリー・スピーニーは、ソフィア・コッポラ監督作品『プリシラ』でヴェネチア国際映画祭主演女優賞を受賞し、『パシフィック・リム:アップライジング』にも出演した実力派。
極限状態での戦闘シーンやワイヤーアクション、鬼気迫る表情が観るものの心をとらえます。リプリーを思わせる凛々しい演技は、監督をはじめ、共演者からも絶賛。
新たなアイコンとしての存在感を示したケイリー・スピーニーの演技に注目です。
撮影の裏側に注目!
本作はグリーンバックやCGIを極力使わずに撮影されたことが特徴のひとつ。また、第1作の「エイリアン」の撮影当時に立ち返り撮影をしたことで、リアリティーと緊張感が増した、新たなエイリアンが誕生しました。
注目は、無重力状態のアクションシーン。撮影のために制作されたセットは、360度どこからでも撮影できるように設計され、リアリティーのあるシーンとなっています。また、そこで行われるアクションシーンは、ワイヤーアクションで撮影されているため、臨場感があり、一瞬も目が離せないスリル溢れる映像が見どころ。
「エイリアン:ロムルス」作品情報
原題:Alien: Romulus 全米公開:2024 年 8 月 16 日
監督:フェデ・アルバレス
製作:リドリー・スコット
出演:ケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』『プリシラ』)/デヴィッド・ジョンソン(『ライ・レーン』)/ アーチー・ルノー(「暗黒と神秘の骨」)/イザベラ・メルセード(『マダム・ウェブ』)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/alien-romulus