令和6年度くらしき防災フェア(2024年11月10日開催)〜 楽しみながら防災を学び・最新の取り組みを知った1日
「防災」の普及・啓発イベント「くらしき防災フェア」が、まびふれあい公園で2024年11月10日(日)に開催されました。
今年(2024年度)で3回目の開催となる今回は、体験プログラムがさらに充実。
天候にも恵まれ、約15,000人が来場するなど大盛況でした。
当日のようすを紹介します。
「令和6年度くらしき防災フェア」とは
「くらしき防災フェア」は倉敷市が主催する、防災の普及・啓発イベントです。
2024年11月10日(日)午前10時〜午後3時まで、まびふれあい公園で開催されました。
まびふれあい公園内を、芝生エリア・河川敷エリア・働く車エリアの三つに分け、体験ブース中心に以下のような催し物がありました。
・ステージイベント
・救出救助訓練
・防災について楽しく学べるブース展示
・働く車大集合
・お楽しみ抽選会
・キッチンカー
当日のようす
当日はイベント開始間もない、午前10時30分頃に会場に到着しました。
すでに多くの人で賑わっていましたが、特に多かったのは「働く車エリア」で親子での参加が目立ちました。
地震体験車
地震体験車は岡山県内には2台しかないそうで、そのうちの1台が防災フェアに登場していました。
午前午後で時間帯指定の整理券制となっており、到着した午前10時30分頃で、午前の部最後の11時30分からの整理券がもらえました。
実際に体験してみましたが、南海トラフ巨大地震相当の揺れは相当なものです。もし発生したときどのように対応するべきか、考える機会になりました。
ブース展示
ブース展示では、50以上の協賛企業・団体が工夫をこらした楽しく学べる展示をおこなっていました。「体験」をメインテーマにしており、ワークショップなどが充実しています。
こちらは「土のう砂入れ体験」で、25kgの砂を入れるというもの。一体どのくらいになるのだろうと、子どもたちが試行錯誤していました。
ステージイベント
メインステージに到着した頃、ちょうど倉敷市長の伊東香織(いとう かおり)さんが挨拶していました。
その後も人形劇など、さまざまなパフォーマンスが披露されていましたよ。
キッチンカーエリア
お昼12時前後になると、キッチンカーエリアの人が明らかに増えてきました。
昨年度は早々に売り切れているお店も多かったですが、今回は各店気合いを入れてきたのかもしれません。一部売り切れは見かけましたが、多くのお店が終盤まで販売を継続していました。
おわりに
昨年度(2023年度/令和5年度)に引きつづき、天候にも恵まれ多くのかたが来場し、楽しく防災を学び・体験していました。
今年(2024年)は元旦に能登半島で地震が起こったり、8月には南海トラフ地震臨時情報が出たり、薄れかけていた防災意識が高まった年でした。
倉敷で災害といえば「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」が思い浮かびますが、それももう6年以上前の話です。自身を振り返っても、災害に備えて備蓄していた食品の消費期限が切れていたり、どうしても意識は緩んでしまうもの……。期限管理を見直す機会にもなりました。
防災の取り組みは、単発ではなく継続しなければ意味がない
そのようなことを考えさせられました。
おそらく来年度も開催されると思いますし、定期的に防災意識を高め・最新の取り組みを知る機会として、意義のあるイベントだったと思います。