ずぼら断食で目指すべき燃焼型のやせる体質とは!?【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】
続けやすいから無理なく体質改善できる
体が変わるのには順番があり、まず体重が落ち、体重の減りがゆるやかになってきたな、と実感する頃に体脂肪が減り始めます。この体脂肪が落ちていることこそが、体が蓄積型から燃焼型のやせ体質へのスイッチがオンになった証拠。そして、体型に変化が見られるのは、さらにその後です。
体質を改善すると聞くと、時間もかかるだろうし、やることもたくさんあるように思うでしょう。ですが、ここまでも説明してきたように、ずぼら断食はとても簡単なダイエット方法。1週間に1回、食べない日をつくって胃腸を休ませるシンプルな方法なので続けやすく、無理なく体質改善を目指せるのです。
「24時間断食」や「30時間断食」にとり組んでいる人は、1ヵ月で体重が5kg前後減ることも珍しくありません。「8時間断食」や「16時間断食」でも、すぐに体の軽さや目覚めのよさなどを感じられるでしょう。
ずぼら断食の最終目標は、脂肪を蓄えてしまう蓄積型から、体の修復と回復にエネルギーを使えるようにする燃焼型のやせる体質に改善していくことにあります。ずぼら断食を終える頃には、あなたの体は確実に燃焼型の体へと生まれ変わり始めています。だからこそ、無理せず続けることが大切なのです。
体の変化は段階式
体は、体重→体脂肪→体型の順に変化していきます。個人差がありますが、体質や体型の変化には2~3ヵ月ほどかかります。そのことを念頭に置き、先の変化を期待しながら毎日を過ごしましょう。
体脂肪率が減ってきたら、代謝が上がって脂肪が燃えやすい体質へと変化してきた証。次第に体も引き締まってきます。
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そんなに食べてないのに太る本当の理由
「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリスト
ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。
□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている
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出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』