韓国ドラマ界で人気の豪華俳優が勢ぞろい!ドロドロのストーリー展開に目が離せない韓国ドラマ3選
韓国ドラマには、マウント合戦や、権力争い、生き残るためのサバイバルなど、ドロドロ度がハンパないストーリー展開のドラマがあります。こういったジャンルの作品にも、韓国ドラマならではの魅力と面白さが満載です! 今回は、人気のスター俳優たちが集う、やや刺激強めのドロドロ韓国ドラマを3本紹介します。
1.『キルヒール』
近年、韓国ではテレビショッピングに注目が集まり、MCがスターのように人気を博すことがあります。『キルヒール』は、そんなテレビショッピング業界を舞台に、タイプの異なる3人の女性の、欲望と熾烈な争いを描いた愛憎劇です。
主演は、『レッド・スワン』や『紳士の品格』などに出演する、韓国を代表する人気俳優の1人、キム・ハヌル。『マザー〜無償の愛〜』のイ・ヘヨンと、『女王の花』のキム・ソンリョンが主要キャラクターを演じます。
「uniホームショッピング」のファッション部門で、ショーホストを務めるウ・ヒョン(キム・ハヌル)。彼女は看板MCの座を夢見ていましたが、常にその座にはペ・オクソン(キム・ソンリョン)がいました。
ヒョンは落ち目だといわれ、家庭でもうまくいっておらず、もうどん底かと思われた時、専務のキ・モラン(イ・ヘヨン)がヒョンに手を差し伸べます。でも、モランにはある思惑があるようで……。
3人の女性が持つ、それぞれの光と影にスポットを当てており、ぶつかり合う彼女たちのパワーバランスが見どころです。大物ベテラン俳優の域に入った3人の掛け合いは、見ていてヒリヒリします!
2.『ハピネス -守りたいもの-』
『春のワルツ』に主演して以降、韓国内外で人気を博し、アメリカのドラマ『トレッドストーン』ではハリウッドに進出。清純派のキャラクターから、超絶アクションまでこなすハン・ヒョジュ。
アイドルグループ「ZE:A」出身で、『花郎<ファラン>』や『SUITS/スーツ〜運命の選択〜』、『サウンドトラック #1』などで大人気のパク・ヒョンシク。
この2人がW主演する『ハピネス -守りたいもの-』は、謎の新型感染症が蔓延するマンションで、極限状態の中、住人を守ろうと奔走する主人公を描く、サバイバル・サスペンスドラマです。
警察特攻隊のユン・セボム(ハン・ヒョジュ)の夢は、自身が安らげるマイホームを手に入れること。セボムは、入居したいマンションに住む権利を得るために、親友で刑事のチョン・イヒョン(パク・ヒョンシク)に偽装結婚を持ち掛けます。
無事に入居を果たしたセボムとイヒョンでしたが、平穏な生活が待っていると思った矢先、謎の“襲人病”が広まり、2人が住むマンションは封鎖されてしまいます……。
特攻隊員のセボムを演じるハン・ヒョジュのアクションが、物凄くカッコいいです! 人情深いセボムの人柄には惚れぼれしますし、そんな彼女を高校時代からずっと好きで、たとえ偽装結婚だろうと、セボムのそばにいたいと願うイヒョンに扮するパク・ヒョンシクも素敵です。
感染が進む中、マンション内には賃貸の低層階と分譲の高層階で格差があり、差別してくる住人や、セボムと親しくなる少女の家庭状況など、ドロドロの人間模様や、生存のための心理戦といった見どころが盛りだくさん。スリリングな展開に、最終話まで目が離せません!
3.『暴君』
『海街チャチャチャ』で大ブレイクを果たし、人気俳優となったキム・ソンホ。『最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜』などの代表作があり、強面の悪役から、コメディ演技まで幅広くこなすチャ・スンウォン。『ワンダフルワールド』への出演が記憶に新しい、実力派俳優のキム・ガンウ。
スター俳優の3人に加え、『女神降臨』や『未成年裁判』に出演した新鋭俳優のチョ・ユンスが、ドロドロの壮絶バトルを繰り広げるノンストップ・サスペンス『暴君』は、映画並みのクオリティで撮影された最新ドラマです。
韓国政府内の不正な科学者グループは、自国を世界の強国と同じ土俵に立たせるため、あるウイルスの開発に着手します。“暴君プログラム”と呼ばれるこのウイルスは、人間の能力を飛躍的に向上させることを目的としており、人類の進歩のために無限の可能性を秘めていました。
ところが、アメリカの諜報員グループが、このウイルスの全サンプルの引き渡しを要求してきます。科学者グループのリーダーは、対抗するために秘密工作部隊を雇い、両政府による激しい戦いが幕を開けます……。
1人1人の見せ場が多く、見始めたら続きが気になって、最後まで止まらなくなります! 紅一点のチョ・ユンスによるガンアクションや肉弾戦が凄まじく、これから売れっ子になりそうな予感がします。
チャ・スンウォンが、銃を向ける相手にも敬語で話す、不気味だけどユーモラスなキャラクターを怪演。キム・ガンウが、イラッとする英語を話し、鼻に付く態度が失笑を誘う役柄を上手に演じているのも見どころです!
清水久美子/海外ドラマ・映画・音楽ライター