復元整備50年を迎えた「五色塚古墳」を紹介する、新しい『リーフレット』が各地で配布されてる。神戸芸術工科大学の学生がデザイン
垂水区にある県内最大の前方後円墳「五色塚古墳」は、1975年に国内で初めて築造当時の姿に復元整備され、今年で50年目を迎えました。
この50年目の機会に、「五色塚古墳」を紹介する新しい「リーフレット」の配布が行われているほか、「山陽バス広告ジャック」「まちなかでのポスター掲示」などで「五色塚古墳」のPRがされています。
新しい「リーフレット」は、ビジュアルデザインを専門とする神戸芸術工科大学の学生が、実際に古墳を訪れて解説を聞き制作したものです。
JR垂水駅などをはじめとする各地で配布されるほか、「須磨・垂水シーサイドデジタルスタンプラリースポット」に指定されているいくつかのスポットでも配布が行われています。
リーフレットには、たるみ観光大使「ごしきまろ」と同じく、過去から現代にワープしてきた女の子「たるみこ」が新たに登場し、ごしきまろと一緒に五色塚古墳のことを学んでいきます。
導入には漫画を挿入することで、より親しみやすい内容になっているそうです。
また、山陽バスでは、期間限定で「五色塚古墳・復元整備50年」を記念したポスターを各車両に掲示されています。1系統の車両(1台)では「広告ジャック」も行われているみたい。
「垂水に残るミステリアス。」のフレーズを使用したポスターやのぼりも、街中に掲示されています。
垂水区では、ポスターやのぼりを掲示してくれる事業者の募集も行っているそうです。
リーフレット発行部数
5,000部
リーフレット配布場所
・JR垂水駅(みどりの窓口横チラシラック)
・山陽電車垂水駅、霞ヶ丘駅
・神戸市総合インフォメーションセンター
・須磨・垂水シーサイドデジタルスタンプラリースポット※配布がないスポットもあります。
・五色塚古墳管理事務所
・神戸市文化スポーツ局文化財課、神戸市埋蔵文化財センター
・垂水区役所地域協働課
制作した学生からのメッセージ
・デザイン担当学生
古墳について気軽に知ってもらえるように、わかりやすい内容と親しみやすく楽しいデザインを心がけました。また、読みやすさや全体の統一感にもこだわって制作しました。古墳や歴史に馴染みのない方にも手に取っていただき、五色塚古墳への興味が広がるきっかけになれば幸いです。
・キャラクターデザイン担当学生
「たるみこ」をデザインする時、ごしきまろの隣にいても違和感がないように対になるようなキャラクターを意識しました。そして、設定が5歳の女の子ということで元気さやあどけなさを表現したかったため、腰と後頭部に大きなリボンをつけた可愛らしい印象にしました。
リーフレットは、各施設への配布分がなくなり次第終了となるので、気になる人は早めにもらいに行ったほうが安心かもしれません。