【オーストリア・ウィーン】世界遺産を楽しむ街!豪華な宮殿や美しい図書館、大聖堂など観光スポットをご紹介
オーストリアの首都でもあるウィーンは、「ウィーン歴史地区」として世界遺産に登録されています。この街の中心地でもあるウィーン歴史地区には、宮殿や大聖堂、国立歌劇場、豪華な図書館など見どころが点在しているのです。 美しい建築、どこかノスタルジックでレトロな街並みが魅力的なウィーンで訪れた観光スポットをご紹介します。
オーストリア・ウィーンとは
オーストリアの首都ウィーンは、東部に位置する中世の面影残る街。 公用語はドイツ語ですが、ほとんどの場所で英語が通じます。市内には、路面バスや地下鉄があり移動するのに便利です。乗車券は路面バスの場合、車内に専用の機械があり乗車時に購入することができます。地下鉄の場合は、改札口の近くにチケット販売機がありクレジットカードも利用可能。
ウィーンで訪れた観光スポット
1.ベルヴェデーレ宮殿
ウィーンへ訪れたら外せない観光スポットのひとつ「ベルヴェデーレ宮殿」。上宮と下宮2つの宮殿は、バロック建築からなり、目の前には広大な庭園が広がります。
アート好きにはおすすめスポットでもあり、上宮ではグスタフ・クリムトの代表作「接吻」やゴッホ、モネなど、中世から現代の作品を展示。シャンデリアのある豪華の広間や窓から眺める美しい庭園の景色、ウィーン市街の風景は圧巻です。
チケットは、筆者が前日に購入した際、午前中のチケットはありませんでした。上宮は人気のスポットとなっているので、チケットは事前に公式サイトで購入しましょう。
■Belvedere Palace 住所:1030 Vienna, Austria 営業時間:9:00~18:00 URL:http://www.belvedere.at
2.オーストリア国立図書館
ウィーンへ行ったら訪れてみたかった、世界一美しい図書館としても有名な「オーストリア国立図書館」。 ホーフブルク王宮の一角にあり、2階の一室が図書館になっています。一歩中へ入ると、別世界が広がり、高さ20メートルほどある大広間に、約20万冊の本が床から天井まで所蔵。
天井に描かれた豪華なフレスコ画やバロック様式の建築、彫刻像など圧巻の美しさです。この場所は、ディズニー映画「美女と野獣」のモデルになった場所とも言われています。 木製の椅子がいたる所に設置されているので、座ってメルヘンな幻想的な世界観を満喫しましょう。
■Österreichische Nationalbibliothek(Austrian National Library) 住所:Josefsplatz 1, 1015 Wien, Austria 営業時間:10:00~18:00(木曜日21:00まで) URL:https://www.onb.ac.at/
3.シュテファン大聖堂と広場
ウィーンのランドマークでもある「シュテファン大聖堂」。シュテファン大聖堂のシンボルでもある屋根は、カラフルなモザイクタイルで覆われています。 シュテファン大聖堂の歴史は、12世紀半ばまで遡り、ロマネスク様式の教会として建設されました。13世紀から14世紀にかけて、オーストリアを支配していたハプスブルク家がゴシック様式に建て替え現在の姿となったのです。 2つの塔があり南塔が高く、美しいウィーンの街並みを眺望できます。
シュテファン大聖堂の前にあるシュテファン広場は、人々が集まる観光スポット。 子ども用のメリーゴーラウンドや屋台のようなものがあり、ウィーンのストリートフードが楽しめます。ベンチもあるので、美しいシュテファン大聖堂の荘厳な佇まいを眺めながらゆっくり休憩するのにもおすすめです。
■Stephansdom 住所:Stephansplatz 3, 1010 Wien, Austria 営業時間:6:00~22:00、日・祝祭日:07:00~22:00 URLhttp://www.stephanskirche.at
4.リンク・シュトラーセ
リングシュトラーセは、直訳すると「環状道路」。ウィーンの歴史的な旧市街中心部であるインネレシュタット(Innere Stadt)を囲む5.3キロメートルの環状大通りです。 この道路はかつて城壁があった場所に建設され、通称「リング」と呼ばれるこの道路は、19世紀後半に道路両側の壮大な建物とともに建設されました。 リング通りはその建築美と歴史から、ユネスコの世界遺産「ウィーン歴史地区」の一部に指定されています。
この通り沿いに、ウィーン国立歌劇場やオーストリア国会議事堂、市庁舎、美術館、宮殿があり観光スポットを回るコースでもあるのです。
■Ringstraße(Vienna’s Ringstrasse)
5.シェーンブルン宮殿
歴史地区から少し離れた場所にある「シェーンブルン宮殿」。中心地からは地下鉄を利用してアクセスできます。 壮麗なバロック様式の宮殿、美しいロココ様式の部屋、広大な庭園も世界遺産として登録されているのです。 17世紀ごろ建設された宮殿は、ハプスブルク家の夏の離宮として使用されていました。
広大な敷地内には、シェーンブルン宮殿にある美術館や子ども博物館、庭園の小高い丘に建つカフェ・グロリエッテ、動物園、植物園のパームハウス、シェーンブルン迷路などあります。 宮殿内には、壮麗な部屋が点在し、モーツァルトが演奏した部屋やナポレオンが使用した部屋など歴史的な空間を公開。 庭園では、今の時期バラが満載に咲き誇り、木々が生い茂る空間にベンチもあるので読書を楽しむ住民の姿も。
噴水や彫刻、記念碑などあるので散策してヨーロッパの美しい花園を堪能しましょう。
■Schloss Schönbrunn 住所:Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Wien, Austria 営業時間:月曜日から日曜日8:30〜17:00 URL:https://www.schoenbrunn.at/en/
世界遺産の街ウィーンで充実した休日を
今回は、2泊3日でウィーンを訪れました。筆者の住むミラノからは飛行機で1時間半の距離にあり、ミラノ市内にあるリナーテ空港からアクセスできるので便利です。 この夏、ヨーロッパ内を旅行する予定がありましたら、世界遺産を巡る旅リストにウィーンを入れてみてはいかがですか。
TEXT by Shiho Yamaguchi