「布団乾燥機」の意外と知らない“3つのNG行為”「ダメなの?」「知らないと危険かも…」
布団をふかふかにして、ダニ予防もしてくれる「布団乾燥機」は、一家に1台あると重宝する家電です。しかし、便利の裏には注意点もいくつかあります。誤った方法で使うと、危険をともなうこともあるため注意が必要です。ここでは、意外と知らない“布団乾燥機のNG行為”についてご紹介します。
NGその1.本体を布団の中に入れる
布団乾燥機を使うとき、本体ごと布団の中に入れていませんか? この方が布団全体が温まるような気もしますが、使い方としては間違いです。
本体に布団をかぶせると、内部の温度が上昇して異常加熱を引き起こします。最悪の場合、火災を引き起こすほどもある危険な行為です。
掛け布団と本体のすき間をなくし、熱が逃げないように設置すればきちんと温まりますので、本体ごと布団にかぶせるのは絶対にやめましょう。
NGその2.熱に弱い寝具に使う
素材によっては、布団乾燥機を使うことで機能が落ちる場合があるため要注意。おねしょ対策で使う防水シーツは、熱に弱い素材のため使えません。
また、ビーズ・高反発・低反発素材など特殊な機能性のある寝具も、一部使用NGなものがあります。布団乾燥機の温度は、50〜70℃が一般的ですので、お使いの寝具の耐熱温度を確認すると安心です。
ただし、製品によっては「乾燥機OK」のものも。布団乾燥機を使う前に、お使いのシーツやパットの取り扱いについて確認しておくと安心です。
NGその3.暖房器具と併用する
布団乾燥機を使うときは、必ず単独で稼働させましょう。ほかの暖房器具や熱機器と併用すると、本体に布団をかぶせたときと同じで異常加熱の原因になります。
特に、電気毛布の使用はNG。布団の中が高温になるため危険です。暖房器具を一緒に使うのは避けましょう。
正しく使えば問題なし!
リスクを見ていくと、布団乾燥機の使用をためらってしまうかもしれませんが、正しい方法で使えば怖くありません。注意事項をよく読み、適切に使って毎日の睡眠に役立てましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア