中区吉田町 ギャラリーミロ 30周年記念展 個性豊かな120作品
中区吉田町の街角の画廊「ギャラリーミロ」が30周年を迎えた。4月19日(土)まで、「ギャラリーミロ30周年記念展」が行われている。これまで同ギャラリーで展示を行ってきた作家や横浜で有名な作家が出展する。水彩画、アクリル画、油絵、造形物など作家の個性あふれるバラエティー豊かな作品約120点が並ぶ。
ギャラリーミロは今井大さん(79)と妻の順子さん(76)が30年前に始めた。当時は子育てがひと段落したところ。息子からの「やってみたら」の助言もあり、大さんの両親の代から営んでいた手芸品店をギャラリーにした。
順子さんは「子育て中は美術館にはなかなか行けなかった。誰でも無料で、お買い物ついでに大根を持って来れるようなギャラリーにしたかった」という。通りに面したショーウィンドウに並んだ作品を見て足を止め、中に入っていく人の姿も多い。
30周年を迎え、大さんは「作家の先生をはじめ、いろいろな人との出会いがあった。あと何年か分からないけど、体力が残っている限りは続けていきたい」と話す。
記念展は午前11時から午後5時(最終日は3時)まで。