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『アベンジャーズ/エンドゲーム』スティーブが過去に戻ったことで『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』世界が生まれたのではとするファンの説が話題に

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2025年公開の(MCU)『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』の世界を作り出したのは、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースだった?大胆な説が海外ファンの間で話題だ。

マーベル・ユニバース最初のヒーロー・チームであるファンタスティック・フォーのMCU初となる単独映画。舞台は1960年代となるが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギは「その街並みは私たちの知るニューヨークや、この世界の1960年代のニューヨークとはまるで似ていない」と紹介しており、これまでのMCU神聖時間軸(アース616)とは別のユニバースとなることは確実だ。

© 2024 20th Century Studios / © and ™ 2024 MARVEL.

© 2024 20th Century Studios / © and 2024 MARVEL.

米では、ファンタスティック・フォーのいる世界は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストで過去に戻ったスティーブ・ロジャースが作り出したものではないか?との説が登場。スティーブはサノスとの戦いの後、過去から拝借したインフィニティ・ストーンをそれぞれの時代に戻す旅に出た。その後は量子トンネルを通じて戻ってくるはずだったが、彼はそのまま過去の世界にとどまり、自然な時間の流れの中で自分の人生を歩むことを思い立つ。

つまりスティーブは過去を書き換えたことになるので、そこで時間軸の分岐を作っていた可能性がある。時間軸を厳格に取り締まるTVAによって拘束されることがあったかもしれないし、世界を救った恩赦を与えられて見過ごされていたかもしれない。スティーブの行動がもたらした結果については、製作陣の間でもされており、コレという正解は示されていない(MCUのタイムラインを正確に取りまとめた公式本『Marvel Studios The Marvel Cinematic Universe An Official Timeline』でも、過去に戻ったスティーブの行動については欄外に記載されているほどだ)。

『エンドゲーム』のラストでスティーブがペギーと念願のダンスを踊る場面は、1940年代とされている。この度の説では、スティーブがそのまま1940年代に留まったことで新しい時間軸が生まれ、そこで過ごした1940年代、1950年代が、ファンタスティック・フォーが誕生する1960年代に繋がっていくのではないか、という考えが提唱されている。

あるユーザーは、過去に戻って石を返し終えたスティーブが、これから起こることに無頓着でいられるわけがないと訴えている。「あのスティーブ・ロジャースが、ヒドラにS.H.I.E.L.D.(妻が世界を守るために必死で築き上げた機関)を乗っ取られ、バッキーが何十年も洗脳されたままロシアの刑務所で腐っている間、何もせずにただ座っていると本当に思うか?」と。

確かに、人一倍の正義感を持つスティーブが、1940年代に戻った後に起こる世界や友人の危機を無視して過ごすとは少し考えにくい。『アベンジャーズ/エンドゲーム』でニューヨーク決戦に戻った時には“戦わずして勝つ”知恵をつけていたように、“人生二周目”となるスティーブはスマートな攻略法をもって、様々な危機に手を加えたかもしれない。となれば、やはり時間軸が分岐することもあったはずで、それによって『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』の未来的技術が輝く1960年代のイノベーションに繋がった……と考えるのは面白い。

MCUのタイムトラベル理論は曖昧な部分も残されており、スティーブが過去で過ごしたことの影響がどの程度まで及ぶかは不明だ。それに、『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』の世界は1960年代“風”であるというだけで、実際に1960年代ではないという捻りを加えてくる可能性もある。しかしながら、『ザ・ファースト・アベンジャー』であるスティーブの存在が『ファースト・ステップス』に関与しているとしたら……?クリス・エヴァンスのカメオ登場の可能性も含め、さまざまな想像が膨らむようだ。

『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』は2025年7月25日US公開予定。

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