丹沢ジビエ 新たに3商品 資源生かし、地域活性を
株式会社川上商会(秦野市鶴巻南1の1の5/川上拓郎社長)が、「ジビエの食べられる街鶴巻温泉」の取り組みを活性化させるための丹沢ジビエの新商品を開発した。「シカ肉のキーマカレー(フォンドボー仕立て)」と、「欧風鹿肉入りソーセージ」「欧風猪肉入りソーセージ」を3月1日から販売している。
「猪鹿鳥グルメジビエの街鶴巻温泉」として、2020年から地元商店らが推進している取り組み。同社はこれを加速させるため鶴巻温泉駅前で不動産業を営む川上社長が立ち上げた会社で、ブランディングのために「丹沢ジビエ」と名付けたジビエ肉の販売・卸しやレトルトのイノシシ肉のキーマカレー、ジビエに合う地酒「瑛」の開発などを行ってきた。
鹿肉・猪肉を使ったカレーとソーセージ
今回、新たに販売を開始した3商品は、この延長上にある。シカ肉のキーマカレーは赤ワインとフォンドボー、クランベリーを使ったキリっとスパイシーな味わいに、ソーセージは粗くひいたジビエ肉に厳選したスパイスを調合し、素材の味を最大限引き出したものに仕上げたという。
「地域資源であるシカとイノシシを活用したレトルトカレーとソーセージが揃ったので、今後は飲食店などとさらに連携を深めながら地域全体で魅力を発信していきたいです」と話す川上社長。商品が出ることで、秦野市の課題の一つである獣害対策への貢献も、目的の中に含まれている。
シカ肉のキーマカレーと、ソーセージ各種は税込1200円で、川上商会や秦野名産センター、各地のイベントなどで販売中。また、ソーセージは鶴巻温泉駅前エリアの飲食店メニューにも使用されている。
問い合わせは同社【電話】0463・77・1313へ。