「バラの世界」立体的に表現 竹森さん個展 27日から伊賀市で
三重県伊賀市予野の竹森佳代子さん(73)の個展「バラの世界」が、11月27日から12月3日まで市内のギャラリーで開かれる。自宅では130株ほどのバラを育て、絵の題材にすることもあるそうだ。
竹森さんは以前から花が好きで、2011年には押し花絵で個展も開催した。近くに住む画家の故・森中喬章さんが開いていた絵画教室に通って絵手紙から始め、次第に大きいサイズに取り組むようになった。
森中さんの勧めで出品した2016年の関西美術文化展で初めて入賞し、以後毎年入賞。今年5月には本展に当たる「第83回美術文化展」で最高位の美術文化賞を受賞した。
アクリル絵の具でバラを抽象的に描いた受賞作品を始め、さまざまな色のバラを1輪ずつ描いた小作品など、サムホールサイズから80号まで25点前後を展示予定。竹森さんは「遠近感が出せるように、花の塊が立体的に見えるよう気をつけて描いている。賞を頂いた作品をぜひ地元の皆さんにも見てほしい」と来場を呼び掛けた。
会場は同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」。入場無料。時間は午前11時から午後5時(最終日は同4時)まで。
問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。