担当者も「史上初」と驚愕!六甲山・夏の恒例行事「氷室開き」に参加したものの…氷が全滅でした! 神戸市
六甲山の夏の風物詩となっている『六甲ガーデンテラス』(神戸市灘区)の「氷室開き」。今年も開催されるということで、朝早くから取材へ行ってきました。ですがこの日、担当者の顔は少しばかり曇って見えました。
「実はですね、けさ確認したら、氷が全て溶けていたのです…」
んな馬鹿な!?なんとこの厳しい暑さは避暑地・六甲山までもを襲う事態となっていたのです。今回はそんな驚愕の事態をリアルにお届けします!
氷室のある『自然体感展望台 六甲枝垂れ』へと向かう報道陣。そこでの説明によりますと「けさおよそ1週間ぶりに氷室の扉を開けたら、氷がすべて溶けてしまっていた」とのこと。開催まで氷が持たなかったのは2011年にスタートして以来、初めてのことなのだとか。
同施設では毎年、六甲山スノーパークのゲレンデにある人工雪を切り出し「氷室」に貯蔵。夏には展望台内部の風室で、この氷室を通って冷やされた風を感じる「冷風体験」が楽しめるのですが、今年は実施できない事態となってしまいました。
担当者によると昨年もかなり早く溶けてしまったため、今年は少し多めに氷を貯蔵。溶けやすくなるためたびたび確認することはできないそうですが、少なくとも1週間前まで「そこに氷はあった」そうです。
人工雪の性質に加え、今年は梅雨明けが早く暑さが厳しかったことが原因と考えられるのだとか。この時点では「ないとはいえ、少しくらい残っているのでは?」と思っていたのですが…。
全然ないやーん!からっぽやーん!これを初めて見た担当者のショックは計り知れません…。
とはいえ市街地よりは5~6℃ほど気温が低い六甲山。さらにこちらの展望台は氷室から溶け出た水や雨水が太陽光に当たることで気化するため、より涼しさを感じられるのだそう。
冷風体験はできませんが、展望台の中では市街地マイナス10℃ほどの涼しさを感じられるとのことで、足を運ぶ価値はありそうです♡
「僕たちもまさか全くないとは思わず、驚異的な溶け方だと感じています」とのこと。来年以降どうするかは今後検討されるとのことですが、個人的にはぜひ開催してもらいたい!来年以降の”夏の風物詩”復活に、大きな期待が高まった記者なのでした。
場所
六甲ガーデンテラス「自然体感展望台 六甲枝垂れ」
(神戸市灘区六甲山町五介山1877-9)
営業時間
10:00~21:00(最終入場受付 20:30)
※営業期間は11月24日(月・休)まで
入場料
大人 1,000円(中学生以上)
小人 500円(4歳~小学生)
※3歳以下は無料
※イベント等により変更あり