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【キシャメシ】何とも昭和レトロな雰囲気の店で、ケチャップ多めのナポリタンスパゲティーをいただく

にいがた経済新聞

看板では「オータキ」となっているが、メニュー表では「オオタキ」だった

地元上越市では有名店だが、高田地区生まれの記者には馴染みが薄い店、「パーラーオオタキ」に行ってきた。創業昭和45年の老舗喫茶店である。

この店人気ナンバーワンというオオタキセット(1,200円税込み)を注文。ママさんも話しやすく気さくなかたで、お一人で店を切り盛りされている。何とも昭和レトロな雰囲気で、昭和48年生まれの記者には、静かにゆっくりできる場所である。

「昭和の味を守りたいので、手間ひまを惜しまない。業務用の冷凍は使わず、すべて手作り」というママさんの言葉通り、ホットコーヒーは今では珍しいサイファン式で、注文を受けてから一杯ずつ入れるという。アイスコーヒーも業務用のパックは使わずに、落として冷ましている。

少し待っていると、オオタキセットが来た。まずはホットサンドが温かく、中に目一杯詰まっているツナも美味しい。パンも大きい一斤を一枚ずつ店で切るのだとか。

一番人気というオオタキセット

ナポリタンには、タバスコと粉チーズをたっぷりと

店の看板メニューでもあるナポリタンは、太麺でケチャップ多め。まさに、昔懐かしい昭和の味で嬉しくなった。具は玉ねぎ、ピーマンは定番としても、肉類はベーコンやウインナー、ソーセージではなく、なんと魚肉ソーセージではないか!? このナポリタンスパゲティーは、今じゃなかなか食べれないですよ、お客さん(笑)。

千切りキャベツも地場野菜で手切りというこだわりよう。発酵していないヨーグルトムースも手作りで、大変美味しかった。

先日、上越市内の上越教育大学の学生が来て、興味津々に撮影して行ったという。近年の昭和レトロブームもあるかもしれないが、若い世代には新鮮に映るのだろう。

昭和感溢れる店内

大手カフェチェーンにはない血の通った味、会話、空間、サービス。記者は、地元にしかない味のある個人のこうしたお店を取り上げ、応援していきたいと考えている。それがゆくゆくは、地域活性化、交流人口の拡大につながると信じて。

(編集部・U)

【グーグルマップ パーラーオオタキ】

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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