水谷千重子「合言葉は『I’ll be back!』」~大フィナーレとなった『宴ジョインコンサート』愛知公演のレポートが公開
あの「万博ササニシキ」で華々しいデビューを飾って以来、演歌ひとすじ50年。そして近年では、演歌とJ-POPの架け橋的存在としての活動も行っている大物演歌歌手の水谷千重子。
千重子と豪華ゲストの“宴(うたげ)のようなステージ”をテーマに福岡・東京・大阪・愛知の全国4都市をめぐる『宴ジョインコンサート』を2024年6月より開催している。千重子を慕う豪華アーティストたちが賑やかにコンサートを盛り上げて各地で大入り、大成功をおさめ、歌と笑いで観客とも“&JOIN”の宴となっている。
この度、ツアーファイナルの会場・愛知県芸術劇場のレポートが公開されたので紹介する。
水谷千重子が全国4都市コンサート完走! 愛知県芸術劇場で大フィナーレ!
『水谷千重子の宴ジョインコンサート』は「千重子のウインク」と「曇りのち…」という水谷千重子のオリジナル楽曲メドレーからスタート! 続いて、千重子の“友人”である友近が出演したNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の主題歌「ハッピー☆ブギ」を一人三役の荒ワザで熱唱したかと思えば、小柳ルミ子の「乱」をマニアックな“ルミちゃんモノマネ”で曲フリ。8月2日(金)に発売された日本コロムビア移籍第1弾シングル「あまえたって駄目さ」で強く生きたい女心を歌った。そしてオーディションを突破した異色のご当地ダンスチームと KUWATA BAND「スキップビート」をジョイン! 前半が終了。
ここからは豪華アーティストが登場し誰もが聴きたいヒットソングの連続ステージへ! 26日(土)は稲垣潤一、中西圭三、八公太郎、六条たかや、大千穐楽の27日(日)は、岩崎宏美、高橋洋子、PUFFYが千重子と上質なジョインソングを繰り広げました。MCでは「稲垣のジュンジュンはスヌーピーに似てるわよね!」「パフィーちゃんの衣裳は千重子が奥田の民生ちゃんに初心を忘れないようにと赤ちゃんのロンパースのようなつなぎを着せてあげなさいとアドバイスしたのよ!」さらには「圭三ちゃんのWOMANとか、バブル期80年代のCMソングとナレーションが大好き!」と語り、当時のCM“銀座ジュエリーマキ”のナレーション口調で各地の店舗名を次々と言う…などという千重子らしいトークで客席を盛り上げる。最後は千重子が本田美奈子.の名曲「つばさ」を圧巻の歌唱力で歌い上げ本編は終了。
その後、大きな拍手と歓声に迎えられてアンコールに登場した千重子は、実家・福井県の“焼き豆富を使った越後前舞踊”そして、お客様の健康とご多幸を祈った鏡開きならぬ“豆富開き”を披露。それを目の当たりにした2,500人の観客は、なぜか拍手喝采の大盛り上がりというカオスな千重子遊園地の出来上がり! 最後は浜田省吾「MONEY」をパワフルに熱唱、観客は総立ちで“純白のメルセデスとドンペリニオン”の世界へ惹き込まれた。
最後に「また皆さんにお会いできる日を楽しみしております。合言葉は『I’ll be back!』。皆さん今日は本当にありがとうございました!」と感謝を述べた。歌と笑いで観客を魅了し、約18,400名を動員したお祭り騒ぎの賑やかなコンサートツアーは大盛況のうちに幕を閉じた。
また、めでたく芸能生活50周年の節目を迎える2025年に、明治座では4度目、博多座では3度目、新歌舞伎座で初めてとなる座長公演『水谷千重子50周年記念公演』の上演が決定。いったいどんなステージが繰り広げられるのか、期待しよう。