幸ケ谷幼稚園 園児が交通安全学ぶ 神奈川トヨタが授業
学校法人横浜アイリス学園が運営する幸ケ谷幼稚園(木元佳代子園長)で10月25日、交通安全教室が開催された。
教室の講師を務めたのは、神奈川トヨタ自動車株式会社=栄町=のスタッフ。同社ではこれまでにも、地域貢献活動として園児を対象にした交通安全教室を数多く実施している。取組みを知った木元園長からの打診を受けて、幸ケ谷幼稚園では今回が初めての開催となった。
当日は学年ごとに分かれて、園児計213人が参加した。交通安全に関する簡単な○×クイズの後は、車両の重さを実感するために、自動車との綱引きに挑戦。約2トンの車両を協力して引っ張った。続いては横断歩道の渡り方を練習。2人1組でスタッフからの説明を聞き、信号が青に変わったらしっかりと左右の安全を確認し、手を挙げながら横断した。最後には、止まる・待つ・飛び出さないの合言葉「トマト」を確認した。
同社の広報CSR推進室の椛島直樹室長は、「交通安全に貢献するのは車を作る企業としての責任」と地域貢献活動への思いを語る。木元園長も「園の周辺は道が狭く交通量も多い。子どもたちにとって、貴重な体験になったと思う」と振り返った。