横須賀市 「電子図書館」8月から導入 蔵書1万2千冊 24時間いつでも
横須賀市は8月1日からインターネットを通じて24時間無料で書籍を貸し出す「よこすか電子図書館」を導入する。図書館に直接足を運ばなくてもパソコンやスマートフォンで本を閲覧できるのが最大の特徴。市は図書館利用者の拡大や子どもの読書推進を図りたいとしている。
市教育委員会によると、蔵書数は約1万2千冊。小説やエッセイ、歴史や芸術関連、児童書など多岐にわたる分野の書籍を揃えた。
対象は市内在住か在勤、在学者で図書館カードを所持している人。電子図書館のサイトにアクセスし、ID番号とパスワードでログインすると利用できる。貸出点数は2点までで期間は15日間。目的の書籍が貸し出し中の場合は2点まで予約もできる。
サイトでは文字の拡大機能や音声読み上げ機能も実装。また「司書が選んだおすすめ本の特集コーナー」では、本との出会いも後押しする。
市教委は「学生やビジネスパーソン、子育てや介護で時間のない方でも利用しやすい」と電子図書館のメリットを説明。市内小中学校に配置している1人1台の端末を活用して授業や朝の読書などにも活用するとしている。
電子図書館は県下でも導入例が増えており、4月1日現在16自治体が導入している。