ウェルカム看板にあふれる清水エスパルス愛!クリエイティブディレクター・イラストレーターのぽざきてつやさんが語る情熱
SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、エスパルスのホームゲームで設置されているウェルカム看板を手がける、クリエイティブディレクターでイラストレーターのぽざきてつやさんをお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん(2025年6月4日放送)
たまたま取材をしたサポーターが実は…
(鬼頭)実はぽざきさん、先月国立で行われたエスパルス対グランパス戦の前に我々が取材をしていたら、たまたま本気のサポーターが大勢集まっていて。ぽざきさんもいたんですよ。
(ヒデ)ぽざきさんの方から「初めまして」とお声がけしていただいて?
(鬼頭)いやナンパをした形で(笑)。
(ヒデ)ぽざきさんと知らずに?失礼だねぇ。その時の状況を覚えてらっしゃる?
(ぽざき)もちろんです。いつも一緒にいる友達といたら、たまたま取材していただいて。
(ヒデ)だからキャラクター的にはうまみがあるぞと思ったんですよね。
(鬼頭)当時のインタビューが残っているので聞いてください。
<インタビュー音声>
(鬼頭)すごい人を見つけちゃいました。こんにちは。
(ぽざき)こんにちは。
(鬼頭)実は私、ウェルカムボードを毎試合写真に撮ってXに上げるんですが、まさかの対戦相手とエスパルスのポスターを描いてる方があなた?
(ぽざき)はい。いつもネタとかを拾って描いてるんですけど、今日はガチンコ対決なので迫力あるように作りました。
<インタビュー音声終了>
生粋のエスパルスサポーター!
(鬼頭)正直ぽざきさんって知らずに声かけるぐらいオレンジに染まってて。だからエスパルスのサポーターってことでよろしいですか?
(ぽざき)そうですね。
(ヒデ)サポーター歴はどれぐらい?
(ぽざき)できたときからですね。
(ヒデ)33年前ぐらい?
(ぽざき)そうですね。
(鬼頭)ご出身は静岡なんですか?
(ぽざき)はい、静岡です。
(ヒデ)じゃあもうなるべくしてサポーターになったと。
(ぽざき)そうですね、ただ毎試合行くのはここ数年です。当時は遊ぶ方にも忙しかったんで(笑)。
(ヒデ)それ大事ですよ。じゃないと遊び心のある絵は描けないですからね。
(ぽざき)ただ、ずっと試合は観てました。
(ヒデ)当時は好きな選手はどなただったんですか。
(ぽざき)僕は向島選手が好きでした。
(ヒデ)なるほど〜。毎週行くようになったのはちょっと余裕ができたとか?
(ぽざき)そうですね。今は自分で独立してるんですけど、前にいた会社がスポンサーだったので、チケットがあるときは観に行ってました。その辺からです。
ウェルカム看板を描くようになった経緯は?
(ヒデ)いつからどういった経緯でウェルカムボードを描くようになったんですか?
(ぽざき)最初が2018年なので、今季で8シーズン目です。エスパルスさんからスタジアムを賑やかにしたいという話があって、絵を描いて装飾してくれませんかと言われたのが始まりなんですよ。
(鬼頭)今日はいろいろ冊子お持ちいただいて。
(ぽざき)これが僕がキッズデンタルパークっていう小児歯科さんの空間装飾をした時のものです。
(鬼頭)お仕事のクリエイティブディレクターとしてまず歯医者さんを。
(ぽざき)っていうのをたまたま知られて、前の会社もエスパルスのお仕事とかもあったりして。その関係でウェルカムボードみたいなのを作りたいんだけどという話をいただいたので、ぜひやらしてくださいっていう流れで。
(ヒデ)1枚書くのにどれぐらいかかるんですか?
(ぽざき)基本的に書くのは早いんですよ。ただ考えてる方が長くて、長いと1週間ぐらいずっと考えたりとか。考えてこうしようと思ったら、1日とかで描いちゃいますけどね。
(ヒデ)それは降りてくるんですか?それともじっくりチームを研究してとかなんですか?
(ぽざき)最初はリサーチから入ります。アウェイ側のサポーターやクラブの状況などを見て、何が一番ホットなんだろうとか。それが8シーズンもやるとなくなってくるんですが。
(ヒデ)ネタ切れ的なね。
(ぽざき)最近はエスパルスのイベントがあるのでそこにも便乗しています。
ウェルカム看板以外にもこんな活動を!
(鬼頭)毎シーズン楽しみな方も多いと思うので、ぜひご注目いただきたいと思います。そして実はウェルカムボード以外にも、アイスタで草刈りをするボランティア活動をずいぶん長くやってらっしゃるんですよね。
(ぽざき)はい。それは2017年からやってます。
(鬼頭)元々草刈りも願掛けみたいですね?
(ぽざき)そうなんですよ。2017年にJ1に上がってからホームでずっと勝てなかった時があったんですよ。たまたま僕の知り合いのサポーターが草刈りでもして、願掛けするかということで誘ってもらったんですね。それでもうちょっとみんなを巻き込んで楽しいものにしようということで、サポーター同士も交流できるイベントに。
(ヒデ)そこでコミュニティができるわけだ。
(鬼頭)何人くらいの方が参加されてるんですか?
(ぽざき)最初は80人ぐらい来ていただきました。その日がアウェーのセレッソ戦で、行けなかったエスパルス愛に飢えてる人たちが来てくれて盛り上がって。
(ヒデ)うちの家もやってくれないかな(笑)。
(ぽざき)景品もあって、毎回僕がバッチを作って配ってるんですけど、あとは知り合いのスポンサーさんに何かくださいみたいな(笑)。
(ヒデ)決してそれ目当てじゃないけど、サポーター愛を具現化できる。まさに誉れというか、チームのためを思ってやることって大きいですよね。
(鬼頭)チームのためにみんな何かしたいですもんね
(ぽざき)だんだん人数も増えて、最終的には前回260人ぐらいでした。マックス300人ぐらいになって、景品のスポンサーさんもいっぱいいただいて。今年もダイソンの掃除機とかですね。
(鬼頭)すごいですね。草刈りがお祭りになってきましたね。
(ぽざき)ということで、ちょっと作ってきたんですけど、ここにサインをいただきたい…。
(鬼頭)ちょっと待って、逆に欲しい!めちゃくちゃかわいい!
(ぽざき)ヒデさんがグレーの帽子かぶってくると思って。
(鬼頭)いつものヒデさん!今日かぶってる(笑)。
(ヒデ)そして似てる!鬼頭さんも似てる!これに我々がサインしてよろしいですか。恐縮ですよ、いや良いのかな。
(鬼頭)これ欲しいな。
(ヒデ)これ手書きですよ。だから世界に一個です。
(鬼頭)ボールにそのまま描いてるんですか?
(ヒデ)そりゃそうでしょ。
(ぽざき)これはじゃんけん大会で景品で誰かに。
(鬼頭)欲しいよね。書くのももったいないけど。
(ヒデ)プレゼントが目当てじゃないと思うんですよ。でもこれによって、例えば僕らのラジオ番組を聞いてくれるきっかけになればなとか。みんなハッピーですよね。
(ぽざき)本当そうですよ。
(ヒデ)チームもそう。賛同してくれてる皆さんもそう。我々もそう。ほんで、ぽざきさんもそう、みんながハッピーだよね。
ファンの皆さんにメッセージ
(鬼頭)そして今、エスパルスは前半を終えて9位ですよね。ここまで一桁を守っていますが、どうですか。草刈効果で6月15日のガンバ戦、勝ってくれると思いますけど後半戦に向けてどうでしょうか。
(ぽざき)一戦一戦、順位が怖くてしょうがないんですけども、基本10位以内はキープでいっていただいて。後半は上位でフィニッシュしたいですね。
(鬼頭)今のエスパだと誰推しですか?
(ぽざき)基本、箱推しなんですけど、今年は2ボランチ。あとは高木践選手とか代表に近いかなと思って。
(鬼頭)なんか践さん描きやすそう。宇野選手も描きやすそう。
(ヒデ)一番描きやすいのは僕ですよ。線3本ぐらいで終わりますから。
(ぽざき)今年のチームは相当本物だなと思ってるので期待大です。
(鬼頭)スタジアムでぽざきさんの絵はもちろん、ご本人にお会いする機会も多いと思います。
(ヒデ)サポーターやファンにメッセージをお願いします。
(ぽざき)サポーターの方には恐れ多いですが、エスパルスファミリーの一体感が大好きで、特にゴール裏の雰囲気も世界一のクラブだなと。みんなで楽しみながら強いエスパルスを応援したいなと思っています。
(鬼頭)温かい気持ちになりました。ぽざきさん、お忙しい中ありがとうございました。