<イジメじゃないけど>クラスメイトのせいで小2息子が登校渋り。学校に報告したら、モンペ認定?
ランドセルを担ぎ少し大人になったように見えても、小学1年生はまだ園児の延長のようなもの。先生も上級生もみんなが温かく見守ってくれる、かわいい存在です。当人も学校生活に慣れることに精いっぱいかもしれません。そこから1年が経ち2年生になる頃には、少しずつ他者との関わりも見えてくるように。お友達トラブルが増えてくる時期でもありそうです。
友達が怖く、登校渋りになった息子。学校に報告してもいい?
今回ママスタコミュニティにあったのは、そんな小学2年生の男の子の話。おとなしい性格で、友達に何か言われても言い返すことができないのだとか。
『クラスメイトのAくんに、うちの子を思い通りにしようとする言動があるようです。例えば『図工がうまくないのは、どうして? その理由が言えないなら、連絡帳を書く時間でも書いちゃダメ」といった具合。言い返せません。最近は「Aくんに会いたくないから、学校に行きたくない」と登校を渋るようになりました』
Aくんは大人が見ていないタイミングを狙ってくるので、担任はまだ気づいていない様子なのだとか。「Aくんは数少ない息子の友達ですが、来年はクラスを分けてほしい。連絡帳に書いてもいいと思いますか?」と、投稿者さん。
『イジメかどうかはわからないけど、息子さんが嫌な思いをしているのは事実。家庭でどうにもできないことは、担任に伝えたほうがいいよ』
届いたコメントのほとんどが、学校への相談をすすめるものでした。Aくんが息子さんのおとなしい性格につけ込んで、怖がらせていることは事実です。まだイジメの段階ではないのかもしれませんが、エスカレートしていく心配もあります。
『私なら何の迷いもなく、担任に報告する』
こうした声も相次ぎました。「なぜ今まで言っていないのか、わからない」というコメントも。投稿者さんも息子さん同様、控えめな性格なのかもしれません。「クラスを別にしてほしい」というお願いも、厚かましいと考えていそうです。
申し入れに大切なのは、事実だけを伝えること。感情は抑えて
ことあるごとに学校にクレームを入れる、いわゆるモンスターペアレント。どこからそれに該当するかの判断は難しいところですが、「クラスを別にしてほしい」はそこに含まれているでしょうか?
『うちの子もおとなしく、問題児に狙われやすいので、クラスを別にしてほしいと頼んだことが2回あります。最初はモンペ扱いされないか不安でしたが、そうした要望はけっこうあるようですよ』
学校の回答はいつも「要望はお聞きしましたが、クラスを別にする約束はできません」。それでも毎回違うクラスにしてもらえたといいます。 「学校に伝えるときは『子どもはこう言っているようですが、学校での様子はどうですか?』と聞くようにしている。また今までされたことを箇条書きにして渡すのもいいと思う」と、具体的なアドバイスもくれました。 みなさんの意見に共通していたのは、あくまでも事実を伝えること。感情はできるだけ抑えたほうがいいそうです。 投稿者さんの考える連絡帳は、「やめたほうがいい」という声が多く届きました。他の人も見られるので面倒が起きやすい、子ども自身も見ることができるというのが理由です。手紙や電話、直接面談をすすめる声が目立ちました。
今こそ親子が強くなるとき。力を合わせて乗り越えよう
学校に相談することに加え、もうひとつアドバイスとしてあがったのが息子さんへの声かけでした。
『言い返す強さは身につけたほうがいいよ。意地悪をされたくないなら、自分が強くなるしかない』
おとなしい子は、意地悪な子のターゲットになりやすいようです。Aくんとクラスが離れても、また新たなAくんが現れないとも限りません。「意地悪をされたら、どういう態度で、どう言い返すかを親子で話し合うといいよ」といった声も寄せられました。まずは言われたことに対して自分はどう思ったのか、気持ちを言葉にする練習を繰り返すことから始めてみてはいかがでしょう。 まだとっさの返答が難しい年齢でもあるので、いくつかパターンを決めておくのもよさそうです。「うちも言い返しを考えて、練習させました」という親子もいました。Aくんのような子は相手が言い返さないと思って意地悪してくるので、反撃に驚いてやめてくれる可能性はあります。
さらに2年生なら、まだ親が友達関係に介入しても許される時期なのでは? 「続くようなら、私が相手の子に『イジメのようなことはやめて』と言うよ」というママもいます。
『うちの子も小学生のときはおとなしく、気の強い子たちに何度もからかわれていた。でも、先生の許可をもらったうえで一度私ががっつり叱ったら、ピタッとやめたよ』
同様に「ガマンしたけれど3回目にやられたときは、まず学校に報告。そのうえで相手の親にクレームを入れ、その子にもキツく伝えた」というママもいました。そこから相手の態度がガラリと変わったといいます。
『母親もなめられないようにすること。意地悪してくる子どもは、相手の母親のことも見ている』
怖い親がいる子には手を出しにくい、というわけです。
息子さんを守れるのは、投稿者さんです。親子で意志をはっきり伝える勇気を持ってはどうでしょう。「ママも頑張るから、あなたも頑張って」とふたりで力を合わせて、意地悪に立ち向かってほしいです。