【高大連携】開志専門職大学と新潟東高校が協定締結、「目の前の進路だけでなく、さらに先の将来でも活躍できる人材の育成を」
新潟東高校の薄一俊校長(写真左)と、開志専門職大学の德田賢二学長代行(写真右) 写真提供:開志専門職大学
開志専門職大学(新潟市中央区)と県立新潟東高等学校(新潟市東区)は3月27日、高大連携に関する協定を締結した。
開志専門職大学は2020年4月に開学した総合専門職大学で、在学中600時間以上の長期企業内実習などの実践的な学習が特徴。一方で新潟東高校は、1980年に創立し今年度には46年目を迎える新潟市内の高校。大学卒業後の未来まで見据えたキャリア教育・アントレプレナーシップ教育にも力を入れる。
これまでにも、新潟東高校の生徒がビジネスアイデアコンテスト「Open Gate NIIGATA」に参加するため、開志専門職大学が指導を行うなどの取り組みをしてきた。「その経験を経て、生徒たちが非常に目に見える成長をした。そういったことも含め、今後もより一層連携を深めていきたい」(新潟東高校、薄一俊校長)と考え、今回の協定へ繋がった。
協定は、「両校が教育的な交流と協力を深め、未来の社会に貢献できる人材を育成する」ことを目的に締結。連携事項には、大学の特色ある教育や研究に触れる機会を高校生へ提供することのほか、教員の研究や授業力向上に関する取り組みなど7項目を盛り込んだ。
德田賢二学長代行 写真提供:開志専門職大学
新潟東高校の薄一俊校長 写真提供:開志専門職大学
協定締結に際し開志専門職大学の德田賢二学長代行は「本学は、2020年に開学したまさに専門職大学のパイオニアで、特に事業創造学部、情報学部、アニメ・マンガ学部という非常に特色ある専門学群を持っている。我々大学ができるところと新潟東高校が養ってきた教育の理念、またはプログラムといった双方の教育資源を有効に活用しながら発展していく形が取れれば」とコメント。
新潟東高校の薄校長は「目の前の進路だけでなく大学卒業後の就職、さらには人生の第2・第3のステージで活躍できる人材の育成ということを考えると、高校の教員の知識だけでは限界がある生徒もいる。実習を主にしている開志専門職大学の取り組みを学ばせていただくことによって、生徒に具体的な将来を体験させ、見せていくことができるのではないかと考えている」と期待を示した。
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