阿部倉温泉がリニューアル 日帰りや宿泊利用が可能
かつて登山客や地元住民に親しまれ、数年前に閉業した「阿部倉温泉」(横須賀市阿部倉)が2月14日にリニューアルオープンした。再開を待ち望む声が寄せられていたといい、市外からの集客も視野に入れ再出発する。
阿部倉温泉は戦国時代には三浦一族の隠し湯とされた天然の硫黄温泉で名湯として知られる。数年前に惜しまれつつ閉業したが、現在は2023年に同地を取得した(有)阿部倉温泉湯の沢旅館が運営。宿泊や日帰り入浴、食事などのサービスを提供している。
泉質はアルカリ性単純硫黄冷黄泉で、筋肉疲労の緩和や関節痛、冷え性、皮膚炎などに効能があるとされる。
日帰り入浴は1200円。宿泊は3タイプの部屋を用意し、いずれも夕食・朝食付き提供する。
コンセプトは「Spa&Graffiti」。各所に展示されたアート作品と木造建築のモダンが融合しており、「落書き」の意味を持つグラフィティーと掛けた。
同館担当者は「オープンまで待ち遠しいという声も多かった。地元の人だけでなく、市外からも人を呼び込めたら」と話している。詳細は「阿部倉温泉」で検索。