県内交通死亡事故が多発 1週間で7件、厚木市でも
神奈川県内で交通死亡事故が多発していることを受け、県は2月25日から3月3日にかけて「県交通死亡事故多発警報」を発表した。
県内では、2月18日から24日の7日間で7件の交通死亡事故が発生。18日には、横浜市と横須賀市、茅ヶ崎市で計4件の死亡事故が起きた。厚木市内では、21日に国道412号で軽貨物とバイクの衝突事故があり、28歳のバイク運転手が死亡している。
同警報は2022年7月から運用されており、7日間で7件以上の交通死亡事故が発生した際などに発表される。県内で発表されるのは、2023年10月以来2度目。
県内では今年に入り交通死亡事故が大幅に増加しており、昨年と比べて約2倍のペースで発生しているという。黒岩祐治県知事は「二輪車乗車中や自転車乗用中、歩行中の交通事故が多く発生している。時間にゆとりをもった運転を心掛け、速度の抑制や交差点の安全確認の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。
県によると、警報期間中の2月26日に平塚市で死亡事故が1件発生した。