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座間市青少年センター 27年間ありがとう

タウンニュース

ざまりんのアートが出迎え

座間市立青少年センター(立野台)で8月25日に夏イベントの「ひまわりらんど」が開かれた。同センターは来年春に今の建物から移転する予定で、利用団体の発表や模擬店で27年間のフィナーレを盛り上げた。

現在の建物は50年前に建てられ、県立青少年会館として使われた後、27年前に市に移管された。市は将来的な公共施設のあり方を見すえて2020年に再整備計画を策定。同センターも市役所南隣の総合福祉センターに移転することが決まっている。市によると築50年と老朽化しているため将来的に取り壊して駐車場などに活用する構想があるという。

「ひまわりらんど」は利用者などが盛り上げる年間最大の行事で「27年のフィナーレ」と銘打った会場には水風船や大型迷路などで遊ぶ子どもたちの歓声が響いた。出店を手伝うジュニアリーダーズクラブOGの荒谷葵さん(25)は「ここは私たちの拠点であり、青春の象徴だったので感慨深い。昔の仲間も最後だからと大勢集まってくれた」と笑顔を見せた。

同センターは秋の人気行事「お化け屋敷」でも知られ、建物内には音楽室や陶芸室などがあり、学習室は毎年受験生の独学の場となっていた。ここで育ったスポーツ・文化団体は来年から新たな活動の場に移る。屋上は普段は使われていないが、天体観測場になっており管理関係者の一人は「センターが完成した50年前は、周りは芋畑だった」と懐かしんでいた。

天体観測場からの眺め かつて周囲は建物が少なく芋畑などが広がっていた

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