本格フランス料理がカジュアルに楽しめる♪『6emKobe』の絶品ランチコース 神戸市
神戸市西区池上にあるフランス料理店『6eme Kobe(シジエムコウベ)』のランチコースを取材してきました。夫婦で営む素敵なレストランが提供する六甲牧場の姫牛や明石浦漁港の旬の魚を使ったフレンチの魅力を紹介します。
お店は有瀬池上線沿いにある伊川センタービルの2階に立地しています。
外にはテラス席があり、日常の喧騒を忘れ、落ち着いたひとときを楽しむことができます。
店内に入るとかわいらしいアンティーク調の扉やインテリア雑貨が目を引きます。奥様が客層を考えながら、少しずつインテリアを整えてきたのだそうです。
カウンターにはお花が飾られており、やわらかで素敵な雰囲気が漂います。
料理に使用する器にも特別なこだわりが。ランチコースで使われる器は丹波篠山の窯元で焼かれたものを使っており、フォークが引っかからないような形状で料理にぴったりのサイズでオーダーされているのだとか。シェフの細やかな配慮が感じられます。
「旬の食材を取り入れ、フランス独自の調理法を生かし、お客様に喜んでもらえる料理を提供しています」と語るのは、フランス・パリ第6区(パリロック)で約14年間修行したシェフの久岡さん。とくに評判のソースや食材の組み合わせは、シェフが長年培った技術から生まれるもので、料理への期待感が膨らみます。
ランチコースは前菜・メイン・デザートの3品で構成されています。
まずは前菜の「サーモンのコンフィー」を試食。サーモンは噛むと甘みがあり、トレビスのサラダがさっぱりとしたアクセントとなっていました。コンフィーはフランスの伝統的な調理法で、40℃程度の低温の油でじっくりと焼き上げるという手法です。黒米は粒が小さく柔らかな食感で、周囲のケイパーをきかせた白ワインクリームソースと合わせていただくと、まろやかで優しい味わいです。
続いてメインの「姫牛ヘレ肉グリエさつま芋のニョッキ」をいただきます。グリエは、フランス料理の調理法で、「焼く」や「グリルする」といった意味です。マッシュポテトに程よい焼き加減のヘレ肉がのり、上にガストリックソース(フランス料理では定番と言われるコクのあるソース)、下にチーズソース、その周りをさつまいものニョッキ、キノコのソテーが彩っています。
ガストリックソースは濃すぎず、肉の旨みを引き立てていました。バケットパンに具材の下のクリーミーなチーズソースをつけていただいても絶品でした!
最後にデザートの登場です。「自家製プリン」はカラメルソースが美しくかけられ、見た目にも食欲をそそります。
一口食べてみるとなめらかな食感とコク深い味わいの虜に♡思わず感心してしまう美味しさでした!ガトーショコラには小さめにカットされたバナナの上にベリー系のソースがかけられており、程よい甘さが絶妙♪
フランス料理と言えば一般的には高級で敷居が高いというイメージをもつ方も多いかもしれませんが、同店では本格的なフランス料理をカジュアルに楽しめます。
どの料理も手間ひまをかけられており、一口いただく度にその技術の高さを感じました。とくにソースの絶妙な加減や、食材同士の意外な組み合わせが心に残り、何度でも食べたくなる魅力を感じました。
場所
6em Kobe(シジエムコウベ)
(神戸市西区池上2丁目30-1 伊川センタービル 2階)
営業時間
ランチ 11:30~15:30
ディナー 17:30~22:30
定休日
水曜日
駐車場
店舗前に伊川センタービル駐車場有