100年前の展覧会 絵はがきで きょうから湘南くじら館
「100年前の展覧会絵はがきで辿る近代〜黎明の時」と銘打った展覧会がきょう31日から、「Art&Cafe湘南くじら館」(片瀬目白山1の3)で開かれる。
明治維新後の近代化と社会の激変により、大きく揺れ動いた美術界。日本絵画史上最大の絵師集団「狩野派」などは急速に勢力を失い、政府は西洋式絵画を導入し、欧州諸国に認められる芸術の体裁を整えようとした。国は1907(明治40)年、公募展「第一回文部省美術展覧会」(文展)を開催。その後、紆余曲折を経て、1919(大正8)年に「第一回帝国美術院展覧会」(帝展)に引き継がれる。
同展では明治末期に売り出された当時の美術界一覧表と、大正時代に文展・帝展で販売された横山大観など300枚以上の絵はがきを展示する。
会期は2月23日(日)まで。開館は金・土・日曜の正午から午後5時。
問い合わせは同館の小山田さん【電話】0466・21・9262。