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春の高校バレー県予選特集 男子 注目選手とライバルたち(3) 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 高校バレーボーラーたちの憧れの舞台である春の高校バレー。今週末から始まる決戦を前に、大会を盛り上げる注目選手たちを紹介するとともに、彼らのライバルや対戦したい相手を聞いた。

 

 

セッター 高橋駿介(鶴崎工業3年)

2006年9月17日生まれ、180cm、67kg、大東中学校出身(大分市)

 精神的支柱としてチームを支えるキャプテン。試合では180cmの長身を武器に相手を翻弄(ほんろう)する巧みなトスワーク、先手を考えたプレーで勝利に貢献。二宮裕和監督は「最近はプレーに余裕を感じる。周囲を見る力、技術力も上がり、相手チームにとって嫌なセッターになった」と大きな信頼を寄せている。最後の春の高校バレーにかける思いも強い。「積極的に声かけをしてチームを鼓舞すること、どんなにレシーブが乱れても、スパイカーが打ちやすいトスを上げることが自分の役目」と意気込んでいる。

 

気になる選手

後藤誠心(大分工業3年)

 同じセッターとして刺激を受ける存在。中学のときから何度も戦っているが、高校に入ってトスの上げ方が変わった。ボールの出し入れがうまくなって、どこからでも正確な二段トスを上げる。すごいと思う。

 

 

 

ミドルブロッカー 梶原寅之介(大分工業3年)

2006年11月10日生まれ、178cm、69kg、滝尾中学校出身(大分市)

 大分工業の元気印。チームの雰囲気が落ち込んだ時に空気を変える力がある。バレーボールを始めたのは中学3年からだが、地道な練習、自主トレを欠かさない努力家で、高校に入って急激に成長した。試合では強肩を武器にパワフルなスパイクで活躍。頭を使った臨機応変なプレーも得意で、攻守共に頼りにされている。「人よりバレーを始めるのが遅かった自分に、江崎裕之先生は根気強く教えてくれた。恩返しのためにも先生を絶対に全国の舞台に連れていきたい」と優勝へ向け、並々ならぬ思いを抱いている。

 

気になる選手

アウトサイドヒッター 水田凰雅(大分南3年)

 国スポ九州ブロックで一緒にプレーした。大分工業にはない高さを持った選手で、バックアタックもフロントアタックと同じような威力がある。春高予選では(ブロックで)止めて勝ちたい。

 

 

 

アウトサイドヒッター、セッター 石野咲人(楊志館3年)

2006年9月18日生まれ、171cm、63kg、大在中学校出身(大分市)

 今年は国スポ九州ブロックで敗戦したが、1年から2年連続で国体のビーチバレーに出場した。「レシーブ、トス、スパイク、何でもできるオールラウンダー」と自負するように、技術力があり、ビーチでもインドアでも活躍できる素養がある。春の高校バレー県予選では、スパイカーとセッターの二刀流でプレーする予定。「ビーチで鍛えた視野の広さを発揮したい。相手のブロックを見てトスを上げ、コートのどこが空いているのか判断して、(スパイクを)打ち込みたい」と話し、司令塔とエースの役割を担う。

 

気になる選手

アウトサイドヒッター 水田凰雅(大分南3年)

 中学のときにバレー部に入部するように誘った。当時からめちゃくちゃセンスがあって、よく飛んだ。僕が彼の才能に一番早く気づいたと思う。今や大分県を代表する選手になってうれしい。決勝で対戦できたら最高!

 

 

(甲斐理恵) 

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