禁断のサンド…!?大人気マンガの山ごはんレシピを山頂で再現してみたら「体が求める」おいしさだった!【簡単山ごはん】
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
山登り初心者でも楽しめる、お手軽✕絶景の山をご紹介します!
前回(リンク)は、マンガ「山と食欲と私(通称:山食)」の作者・信濃川日出雄さんの特別インタビュー記事をお届けしました。
「山食」の魅力は前回の記事でご紹介しましたが、この記事では、「山食」に出てくる山ごはんの「再現レシピ」をお伝えします!
前回の記事はこちら!
▼実はコレが私の山登りの原点…!マンガ「山と食欲と私」が大好きなものを教えてくれた【作者・信濃川日出雄さんに特別インタビュー!】前編
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
お米が消えるってホント?「おこメンチサンド」
くう…きつい…。3時間弱かけて、北海道千歳市にある「風不死岳」という山に登りました。
しっかり歩いて、しっかりお腹はペコペコ。さあ、山食の主人公、鮎美ちゃんになりきって、おいしく山ごはんをいただきますよ!
今回作ってみた再現レシピは、2品。ごはんとスイーツを用意しました。
まずは、最新巻である18巻の第193話に登場する「おこメンチサンド」
ごはんを揚げ物でサンドするという、まさに「カロリー爆弾」。
鮎美ちゃんの食リポは「お米がいない!」…一体どういうこと??本当にそんなことはありえるのでしょうか…?
おこメンチサンド
【材料】(2つ分)
・メンチカツ
・ごぼうサラダ
・レタス(1枚)
・ごはん(1膳)
・ソース
【作り方】
① メンチカツを横半分にカットし、上にレタスとごぼうサンドを乗せる。
②メンチカツと同じサイズのおにぎりを乗せて、メンチカツでサンドする。
③ 上にソースをかけ、ラップでぎゅっと包んだら完成~!
ころんとしていて、かわいい!食欲がそそられるビジュアルです。
山ごはんは作ったものを「ちゃんと山に運べるか」も大事なポイント。さあ、無事に山まで持っていけるでしょうか。
山で取り出す瞬間…ドキドキ…
ドキドキしながら、ザックから取り出します。
わーー!無事です!若干高さはなくなっていますが、きれいなまま。
いただきます。
これ!体が求めているカロリー!!血糖値が急上昇!
ジューシーなメンチカツと、ごはん。バテている体には少し重いかな?と思っていましたが、シャキシャキのレタスとゴボウが口内を爽やかにしてくれます。
ちなみに鮎美ちゃんは、こんな風に食リポしていました。
ですが、お米はしっかりいました(笑)。詰め込みすぎましたね。
でも、ラップでくるんで持ち歩いているうちになじんだので問題なし。
ポイント
・ソースはかければかけるほど、おいしい!
・大きな口でがぶりといきましょう!
夏山にぴったりのひんやりスイーツにも挑戦!
続いていただくのは、第6巻の63話に登場する「フルー酎ポンチ」。
これからの夏山にぴったりな、冷たいスイーツです。
冷え冷えのまま、山頂にもっていけるのか…?
フルー酎ポンチ
【材料】
・冷凍カットフルーツ
・酎ハイ(今回はノンアルコール)
【作り方】
① 自宅で冷凍したカットフルーツを、山に持っていきます。
②フルーツに酎ハイをかけたら、完成~!
5秒で出来上がりました。
イチゴとパインに、レモンサワーの組み合わせで、いただきます。
冷たくておいしい~!
凍らせたカットフルーツと、冷やした酎ハイ、保冷材をまとめて、保冷袋に入れて持って行きました。
自宅から出発して5時間くらい経っていましたが、まだ若干シャリシャリ感は残っていました。
ポイント
・下山が心配な方は、私のようにノンアルコールにしましょう。
・山食本編では、虫が多すぎて食べられなかったのですが…
現実でも、沢山寄ってきました(笑)
あまりにも多かったら、鮎美ちゃんのように無理せず保冷材としてお使いください。
山食レシピを再現して「言いたいことは山々ですが」
本家へのリスペクトと愛を込めて、レシピを再現してみました。
さすが鮎美ちゃん…。アイデア力がすごいです。
北海道は、美味しい食材の宝庫!
私も、鮎美ちゃんのように山ごはん探求を頑張りたいと思います!
今回再現レシピを作った風不死岳の登山レポと、実はもう1品作った山ごはんについては、連載の次回の記事でお伝えします。
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は登山時(2024年5月)の情報に基づきます。