【良い人生は後から】「プラスが上回った!」と思える人生になるための生き方
潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。
コラム連載から1年
「良い人生は後から」の連載スタートから1年が経った。この1年、このコラムを1本でも読んでくれた方々へ、特大の「ありがとうございます!」を伝えたい。
締め切りに遅れても、いつも優しく入稿を待ってくれた編集部メンバーには感謝の気持ちとともに頭が上がらない。
連載から1年が経つんだなぁと思い、1回目のコラムを読み返してみた。「私なんかが、コラム連載なんて……」という気持ちから、「チャンスがあるなら!」と与えられたチャンスを掴めた私、よくやった! と思った。何より、この1年、締め切りは守れなかったものの、1度もお休みすることなくコラムを更新できた自分に拍手!
とにかく1年続けること。それがはじめた当初の目標だった。
そして、その目標を達成できた今、新たな目標は、「このコラムと出会えた人の心に、光が灯せるような発信をしたい」ということ。
やっぱり少し肩に力が入っていた感じはするので、もっと自分らしく普段の間隔で発信できるようにできたらいいなと思っている。
良い花は後から
このコラムのタイトルにつけた「良い人生は後から」は、コラムの説明にあるように、 「良い花は後から」ということわざからとっている。
先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいというこの言葉の意味が私はとても好きだ。
先日、友人の中学生1年生の息子君が、「学生時代にモテないと黒歴史になる」と悩んでいるという話を聞いた。
たしかにそういうことが気になるお年頃ではあるけども、その話を聞いた私は、友人の息子君にこう伝えた。
「人生はプラマイゼロだから、先に良いことがあると後半がつまらなくなるよ。苦労は先にして、後に楽しいほうがいいでしょ? 学生時代にモテたなんて話は過去の栄光でしかないのよ。今が満たされている人は過去の栄光なんて語らないものなんだから」と。
中学生の男の子にこの言葉がどれくらい響いたかはわからないけど、あと何十年かしたら、
「ママの友達が昔、あんなこと言ってたな。本当にそうだったな」と感じられる日が来たらいいな。
人生はプラマイゼロ
私の夫は、常々、「人生プラマイゼロ説」を語る。私はずっとそれが腑に落ちなかったけど、最近少し理解できるようになってきた。
どんな人も、人生を良いことばかりでは終えないし、悪いことばかりでも終えない。
良い、悪いのふり幅は人それぞれだとしても、その人の人生はプラマイゼロで着地するようにできている。
私がずっと腑に落ちなかった理由は、常に誰かと自分の人生を比べていたからだと気づいた。
「あの人みたいな良いことが私の人生には起こっていないのに、それでもプラマイゼロなの?」
でも、それって何の意味があるんだろうと思えるようになったのも、年齢を重ねたことで得た学び。
誰かと比べると、ネガティブな感情が生まれることが多い。そこから得るポジティブなものって少ない……というか、ほぼない。
目の前に自分がほしくても手にできないものを手にした人を見れば、うらやましく感じるのは当然の感情だけど、そこから、「私にはないのに」「ずるい」という負の感情まで発展させると、負のループになるし、知らぬうちに負の引き寄せパワーがさく裂してしまう。
人生はプラマイゼロ。自分の生き方次第では、「いや、プラスが上回った!」と思える人生になるかもしれない。
そう思える人生になるかどうかは、結局自分の生き方次第。
もし、今の人生がマイナスに偏り気味だと感じている人がいたら、それこそ「良い人生は後から」精神で生きてみてほしい。
きっと、今まで見えていなかったプラスがたくさん視界に入ってくるはず。
そして私は、これからもこのコラムを通じて「良い人生は後から」のヒントになるようなことをお伝えしていきたいと思っている。
潜在意識インタビュアーkaho/ライター