買った野菜で何つくる?センス抜群のボロネーゼに“逆ロールキャベツ” …直売所で直撃
直売所でどんな人が何を買って、どう食べているのか…1日張り込み調査をする、大人気の「道民リアルめし調査隊」。今回は、北海道長沼町の道の駅「マオイの丘 ファーマーズマーケット」で聞きました。
長沼町はとれない野菜がないと言われるほど農業が盛んで、お店に並ぶ野菜はほとんどが長沼産。
採れたての新鮮さと安さが魅力のこの直売所で、北海道民の"リアルめし"を調査しましたよ。
午前9時。開店と同時に訪れた来店客が購入したのは「コールラビ」という野菜。
アブラナ科の野菜で、キャベツの芯のようにシャキシャキとした味わいが特徴で、みずみずしく甘みがあり栄養も豊富です。
浅漬けやサラダ、炒め物など生でも加熱してもおいしく食べられるといいます。
きんぴらや胡麻ドレサラダもおいしいんですって。
今が旬!とうきびご飯
1番人気は、旬のとうきび。
買い物かごがとうきびでいっぱいになるほど購入している人も、ちらほら。この直売所では、この日4種類以上のとうきびを販売していました。
3歳の子どもを育てるママさんは、子どもが大好きなとうきびご飯のレシピを教えてくれました。
〔材料〕
・とうきび 1本
・米 2合
・酒 大さじ1
・塩 小さじ2
とうもろこしの粒だけではなく、芯も一緒に入れて炊くことで甘みが強くなるようです。
トマトたっぷり 生地から手作りピザ
ピューレを作るため、大玉トマトを1箱購入していた女性。
トマトを煮詰めてピューレにし、生地から手作りのピザを作るといいます。
[材料]
・トマトピューレ
・タマネギ
・ピーマン
・オホーツクのホタテ
・チーズ
・バジル
230℃のオーブンで15分焼くと完成です。
赤タマネギで作るボロネーゼ
父、母、姉妹と姉の子どもの3世代でお買い物中に取材を受けてくれたのは、姉妹の妹さん。
札幌市中央区のご実家で暮らす安達恵里紗さん(29)。二世帯住宅で、祖母と両親、弟との5人暮らしです。
直売所の野菜で作るのはボロネーゼ。
見た目にも鮮やかな赤タマネギで作るボロネーゼ、味付けのポイントは、濃厚なトマトペーストを使うこと。手軽に本格的な味わいになるそうです。
黒コショウと粉チーズをかけたら、わずか10分でボロネーゼが完成。
大学卒業後、3年間通販会社のカメラマンとして働いていた恵里紗さん。
今は趣味で、お酒を飲みながら好きな料理を作って撮影編集しているそう。
直売所で買ったカラフルトマトは、オリーブと合わせてサラダに。
お酒が大好きな恵里紗さんが料理の参考にしているのは、料理系インスタグラマーのKANOSALAさん @kano_sala
フォロワーは13万人以上! お酒に合う”つまみ系サラダ”のレシピが大人気で、オシャレなのに簡単に作れるところがお気に入りだといいます。
料理上手だという祖母の純子さんも「おいしい」と食べてくれました。
実は恵里紗さんには仕事を辞めて実家で暮らす理由がありました。大好きな89歳のおばあちゃんをそばで支えたいのだと言います。
家族思いの恵里紗さんが作るセンス抜群なリアル飯でした。
子どもたちに大自然の魅力を
友人同士で買い物に来ていたグループ。長沼町の山奥にある一軒家でバーベキューをするのだそう。
ここは、自衛官を定年退職してカフェを営んでいた後藤幸夫さん(73)の隠れ家。
この日隠れ家に来ていたのは、千歳タイガースという野球チームの子どもたち7人です。
直売所で買った野菜たっぷりのバーベキュー。ピーマンは切らずに丸ごと焼きます。
おいもととうきびは石焼きで。
みんなで露天風呂にも入って、最高の思い出になったようです。
ピクルス&逆ロールキャベツ?
最後に出会った西川さんご家族が作るのは「逆ロールキャベツ」と「ピクルス」。この日は夫、けんたろうさんが料理を担当。
直売所で買ったキャベツ、冷凍保存しておいたとうもろこし、スライスしたニンジンを袋に入れて、カンタン酢、みりん、粒マスタード、カレーパウダーで味付け。
少しもみこんで空気を抜いてしばらく置けば完成です。
続いて、逆ロールキャベツ。レンジでやわらかくしたキャベツを豚バラ肉で巻いていきます。
キャベツを肉で巻くから“逆”ロールキャベツなんですね!
片栗粉をまぶしてフライパンで焼き、焼き肉のタレで味付けすれば、「逆ロールキャベツ」の完成です。
息子のはるとくんはまだ7か月。「健康で大きく育ってくれればいい」と、けんたろうさん。「笑っていてくれれば」とあかりさん。はるとくんの成長を願う二人のやさしさたっぷりのリアルめしでした。
マオイの丘 ファーマーズマーケット
営業:午前9時~午後4時(店舗により営業時間は異なります)
*みんテレ9月6日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)