車で寝るのが快適になる!車中泊の基本と安全・快眠5ステップ
「車の中でぐっすり眠れたら…」そう思ったことはありませんか?
車で寝る場合、「寝苦しい」「体が痛い」といった悩みがつきものです。しかし、ちょっとした工夫をすることで、車の中でも驚くほど快適に眠れるようになります。
本記事では、車中泊の基本知識から、安全&快眠を実現する5つのステップまで詳しく解説していきます。
快適に車で寝るための準備と基本知識
まずは、車で寝るメリットや注意点、快適に寝るための環境作りについて理解しましょう。
車で寝る3つのメリット
車中泊の魅力は、費用を抑えて、自由度の高い計画を立てられる事です。
主なメリットを紹介します。
宿泊費の節約:ホテル代が不要になるスケジュールの柔軟性:宿泊場所を事前に決める必要がない安全運転の維持:長距離運転でも、しっかりと休憩ができる
また、キャンプやアウトドアと組み合わせることで、手軽に自然を満喫できることも醍醐味のひとつです。
車で寝るときのリスクと注意点
車中泊にはメリットがある一方で、「健康・防犯・マナー」3つのリスクに注意する必要があります。
健康リスク
窓の締め切りによる酸欠気候による体調不良(夏は熱中症、冬は低体温症)エコノミー症候群
防犯リスク
盗難・車上荒らし不審者からの被害
違法駐車・マナー
無断駐車による法令違反や近隣住民への迷惑エンジン音・アイドリングによる騒音や排ガス問題
快適に寝るための基本環境作り
車内での睡眠を快適にするためには、シートアレンジや寝具の選び方がポイントです。
シートアレンジは、車のタイプによって異なります。
上記はモデルによっても違いますが、リクライニングの角度調整や、後部座席をフルフラットにできる車は、眠る環境を整えやすい車と言えます。
合わせて、体の負担を軽減するアイテムを活用しましょう。
自宅から布団を持ち運ぶという手もありますが、快適な走行を考えると、コンパクトに収納できるものがおすすめです。
車中泊を快適に!ぐっすり眠れる5つのステップ
出典:価格.comマガジン
ステップ1|駐車場所を選ぶ
安全で静かな場所を選ぶことが、快適な車中泊の基本です。
おすすめの駐車場所
予約が必要なケースもあるので、あらかじめ調べておくと安心です。
逆に、路上駐車や人通りの少ない場所、傾斜のある場所はリスクも高く不向きです。費用をかけず睡眠をとりたい場合は、大きめな道の駅を選択するとよいでしょう。
ステップ2|体に負担の少ない寝姿勢をとる
車内では、できるだけ体に負担をかけない姿勢で寝ることが大切です。
負担の少ない寝姿勢のコツ
頭を適度に高くする足を軽く伸ばす腰を支えるクッションを活用
下記のようなアイテムを用いることで、さらに負担を軽減することができます。
ステップ3|温度調整をする
車内の温度管理は、快適な睡眠に直結する要素です。特に、夏と冬では安全面からも適切な対策を取ることが必要です。
夏の暑さ対策
窓をほんの少し開けて換気するサンシェードを活用し、日差しを遮る扇風機やUSBファンを使用し風を循環
冬の寒さ対策
電気毛布や湯たんぽを利用する断熱シートを窓に貼る厚着+寝袋を併用する
車用の網戸や専用の暖房器具なども多数販売されています。頻繁に車中泊をする人や、予算に余裕がある人は、ぜひ用途に合うものを探してみてください。
ステップ4|防犯対策を万全にする
車で寝る際の防犯対策は、最も重要なことの1つです。
基本的な防犯対策
施錠を徹底する(就寝前に必ずチェック)貴重品を見えない場所に置く(財布やスマホは座席の下や収納スペースへ)防犯ブザーやライトを活用する(不審者が近づいた際に、すぐに対応できるよう準備)
さらに下記のようなアイテムで視線対策をするとより安心です。
周囲が暗い場所では、思っている以上に車内が透けて見えます。駐車場所の選定と合わせて、防犯対策もしっかり行いましょう。
ステップ5|快眠アイテムを活用する
快適な睡眠をサポートするアイテムを活用することで、より質の高い休息を得られます。
特に、エアマットは睡眠の質を大幅に向上させるため、予算に余裕があれば自車に合ったものを選ぶと快適です。カーテンなど、外部からの明かりを遮断するアイテムと併用することで、より高い効果を得られるでしょう。
安全で快適な車中泊のために
車中泊を行う際は、絶対に知っておかなければいけない注意点があります。
以下の2つは命にも関わる事ですので、絶対に覚えておきましょう。
絶対に避けるべき2つの危険行為
1. エンジンをかけたまま寝る(一酸化炭素中毒リスク)
屋内駐車場や雪にマフラーが埋まる状況では、排気ガスが車内に充満しやすく、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。
エンジンを止めて寝ることがベストですが、やむを得ずかけて寝る場合は、マフラー周りに障害物が無いかなど十分に確認しましょう。車内に一酸化炭素チェッカーを置いておくと、より安心です。
2. 窓を完全に閉め切る(酸欠・熱中症リスク)
車内の酸素が減少すると、酸欠や頭痛の原因になります。 また、夏場は熱中症のリスクが高まるため、窓をわずかに開ける、サンシェードや遮光カーテンを活用し、直射日光を遮るなどの工夫を行いましょう。
まとめ|車で寝るなら快適・安全に工夫しよう
最後に、車で快適に眠るための5つのステップをまとめました。
適切な準備と対策をすれば、車中泊は安全で快適なものに変わります。
ぜひ、今回紹介したポイントを活用して、快適な車中泊を楽しんでください。