栄区テレビセミナー 大河に学ぶ江戸文化 定員越える人気ぶり
大河ドラマを楽しく観賞するための講座を主催する栄区テレビセミナー運営委員会(村田利昭運営委員長)は、2025年1月から放送されている「べらぼう」に関連する人物や歴史について学ぶ講座を全5回で企画。初回が4月9日、地球市民かながわプラザホールにて行われた。
「江戸文化と蔦屋重三郎」と題して開催された同企画。初回はドラマの主人公である蔦屋重三郎の栄光と苦難をテーマに歴史家の安藤優一郎さんが講師を務めた。講演の中では、当時の出版文化や蔦屋重三郎の生涯について語られた。
その年の大河ドラマをテーマに毎年行ってきた講座は、今年で37回目。ドラマを多角的に楽しむため、歴史のみならず、その時代の暮らしなどについても学べるようにテーマを設定しているという。今回は定員を上回る約300人の応募があった。
参加した70代の女性は「数年前から毎年受講している。今年も参加できてよかった」と笑顔。村田委員長は「約40年続けてきた講座を開催できたことは大変喜ばしい。今後も継続していきたい」と満足げに話した。