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シチズン時計の中間期決算は中国での販売が振るわず減益

セブツー

シチズン時計は11月11日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は1565億1600万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は123億2800万円(同9.0%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は122億7900万円(同8.3%減)と増収減益だった。

売上高の54%を占める時計事業は、国内市場でのインバウンド需要を取り込んだことで、売上高は847億円(前年同期比7.9%増)、営業利益は94億円(同7.0%減)だった。「アテッサ(ATTESA)」や「クロスシー(xC)」、フラッグシップモデルの「ザ・シチズン(The CITIZEN)」も好調だったことから時計事業は増収だった。一方、営業利益は「シチズン」ブランドの100周年に関連した宣伝費が増加したため、前年同期から減少している。

海外市場は、中国での販売が大きく減少し、アジア地域は前年同期から2割近く減収している。北米は宝飾チェーンや百貨店での売り上げが堅調さを維持し、わずかだが増収だった。欧州は英国やフランスなどが堅調に推移し、増収だった。

シチズン時計は1924年に初めて「シチズン」ブランドの名を冠した懐中時計を作ってから今年で100年を迎え、東京、ニューヨーク、パリの3都市で記念イベントを開催した。9月には、ブランド100周年を記念したモデルを世界限定2,200本を発売している。
シチズン時計は同日、2025年3月期通期の連結業績予想を修正し、売上高は3135億円(前回発表は3100億円、前年比0.2%増)、営業利益は230億円(修正なし、同8.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は220億円(修正なし、同4.2%減)としている。

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