エチオピア児童の絵画展 国際交流センター
川崎JICAボランティアの会(内藤幸彦会長)が主催する「エチオピア児童画展」が12月26日(木)まで、川崎市国際交流センター(木月祗園町)で開催されている。観覧無料。
今回展示されているのは、エチオピアの子どもたちが描いた絵画30点。同会の内藤会長が団長を務めるエチオピア教育支援机基金訪問団が今年9月25日から10月2日まで現地を訪れた際に、勉強している様子や生活の様子を描いた子どもたちの作品が並ぶ。
内藤会長は、JICA青年海外協力隊のエチオピア派遣の第1期生として1972年から74年まで、WHOの天然痘撲滅計画の監視委員として山村へき地でボランティア活動を実施。92年から、川崎中ロータリークラブらの支援を受け、度々エチオピアを訪問し、机を寄贈してきた。国内紛争やコロナによる中断期間を経て、今回11年ぶりに現地を訪問。孤児院でミルク代を寄付するほか、西中原中学校PTAから贈られたピアニカなどを寄贈した。
内藤会長は「11年ぶりの訪問で道路などが発展していた。現地の学校で交流会を行う予定だったが、治安が悪く大使館からストップされ断念せざるを得なかった。それでもコーディネーターに机を120脚届けてもらうことができた」と今回の訪問を振り返る。児童画展については「エチオピアの子どもたちが描いた絵を見る機会はなかなかない。ぜひ見に来ていただければ」と呼び掛けている。