「地理愛」実り銅メダル 厚高3年の小磯穂高さん
日本の高校生らが地理に関する表現力や分析力といった「地理力」を競う「第19回科学地理オリンピック日本選手権」(国際地理オリンピック日本委員会主催)が昨年12月から今年3月にかけて開かれ、厚木高校の小磯穂高さん(3年)が第2次選抜の銅メダルを獲得した。
幼い頃から自宅に貼られた秦野市の地図に興味を持ち、地理に親しんできたという小磯さん。「勉強という意識は全くなかった」と語るように、日頃からテレビや本、地図アプリなどを通じて世界各国の地理について調べるうちに、自然と知識が身についていったという。
受賞を受け、小磯さんは、「自信はなかったけど、大会を楽しめた。自分の地理愛を実感できてよかった」と喜びを語った。大学に進学後はより専門的に地理を学ぶことが目標で、「いずれは実際に世界各国を巡り、特にアフリカで動物や自然を感じたい」と夢を描いている。