こんな貯金箱見たことない!25,000点の貯金箱を収蔵する『世界の貯金箱博物館』 尼崎市
収蔵されている数はなんと25,000点!ユニークな貯金箱やその歴史について学べる『世界の貯金箱博物館』に行ってきました♪価値の高いものから可愛いものまで、見ごたえ抜群です!
場所は阪神尼崎駅から歩いておよそ5分。モダンな外観が特徴的です。
同館は尼崎信用金庫が運営を行っており、「地元の人たちに貯金箱の歴史的背景を知ってもらおう」と昭和59年にオープン。当初は600点ほどしかありませんでしたが、その後コレクターからの寄贈があり、現在では25,000点もの貯金箱が収蔵されています。
館内では様々なテーマに合わせて貯金箱が展示されています。入ってすぐの場所では特別展示が行われていて、取材時(11月)の展示は明治、大正、昭和の懐かしい貯金箱が揃う「時代別貯金箱展」が行われていました。
ここでは「どこから見ても目が合う展示」を心掛けているそう。確かにどの角度から見てもその表情がよく見えて迫力満点!12月からは「クリスマス貯金箱展」が開催されます。
またここでは国内のものに限らず、世界62カ国の貯金箱を展示。それぞれの特色が出ており「海外旅行の際は私も貯金箱を集めたいな…」と思うほど魅力あるものばかりでした。
アンティークものや歴史が深い貯金箱がたくさんある中、特に珍しいのがこちら。「メカニカルトイバンク」といわれるもので、およそ150年前にアメリカで作られたものなのだとか。
取り出して見せてもらったのですが、これはついついお金を入れたくなってしまうな…と思うような仕掛けが満載!レプリカではないオリジナルのものがあることは大変貴重だそうです。
取材時にも色々と見せていただいたのですが、同館のすごさは「展示されている貯金箱の多くが実際に動く」ということ!収蔵された貯金箱はカテゴリーに分けられ、毎日決まった温度で管理をしているそう。
貴重な貯金箱が、仕掛けや音などの面白さをちゃんと残しながら展示されていることに感動しました。
さらに大きな扉が特徴的なこちらは、昔実際に使用されていた金庫室。この中には日本らしさ満載の貯金箱が揃っています。特に招き猫型の貯金箱には、それぞれに柄や形の特徴が。
特に招き猫型の貯金箱には、それぞれに柄や形の特徴が。
特にこちらのヒョウ柄の招き猫は「票(ヒョウ)を招く」として、選挙シーズンには人気もあるとのこと。招き猫にも色々な種類やご利益があるのには驚きました。
「招き猫はこれだけではないんです」と特別に見せてくれたのがこちら!棚の下を開けると、ずらりと並ぶ招き猫が!これらは毎年「9月26日(招き猫の日)」に見学した人へ特別に見せているそう。こんな貯金箱を使ったら、なんだかお金がたまりそうです…!
貯金箱は2階にもたくさん飾られており、特にこちらの「貯金箱ランド」は見ごたえ抜群!海や道路にはそれぞれストーリー性のある貯金箱が並べられていて思わず見入ってしまいました。
さらにどうぶつ型の貯金箱も大集合。貯金箱といえば思い浮かべる人も多いであろう「豚」の形をしたものもたくさん並んでいます。
「豚は皮、肉、骨まで無駄なく使えることから”無駄遣い”のない存在として大切にされてきた」ことなどが、豚型の貯金箱が多い理由として考えられているそうです。
館内にはまだまだご紹介しきれなかった貯金箱がたくさん!月によって展示される貯金箱も変わっていくそうなので、ユニークな貯金箱の中から、自分のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?
場所
尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館
(尼崎市西本町北通3-93)
時間
10:00~16:00
休館日
月曜日