猫が『段ボール』をこよなく愛する4つの理由 入ったり爪とぎしたり…猫にとっての魅力とは?
1,狭い場所が好きだから
猫が段ボールの箱が好きなのは、野生時代の名残と考えられます。猫の祖先は、岩場や木の穴など、狭い場所に潜りこんで外敵から身を守ったり、獲物を待ち伏せしていました。また、そのような場所なら雨風をしのぐこともできます。
そのため、現代の猫も本能から、そのような場所を好むのです。猫がよく、薄暗い狭い場所に潜りこんでいるのはそのためで、そこがリラックスできるのでしょう。
段ボールの箱も、猫が入りこむのにちょうど良い大きさなのです。時には、ちょっと小さすぎるのでは?と思えるような箱に、無理やり入って笑いを誘うこともありますが…。
2.快適な温度だから
段ボールの断面には、空気の層がありますね。これによって、丈夫なだけでなく、断熱効果もあるのです。保温性が良いだけでなく、通気性にも優れており、冬はあたたかく、夏は涼しいという特徴があります。
そのため、段ボールの箱には猫が好んで中に入りたがるのです。一年を通じて、居心地がいいのでしょうね。
3.爪とぎにちょうど良い
猫にとって、爪とぎはとても大切な意味があります。お手入れとしてはもちろん、爪とぎをすることで、自分のにおいをつけてテリトリーを主張できるからです。
猫の爪とぎは、段ボールで作られているものが多いですよね。段ボールの素材は、猫の爪が引っかかりやすく、固さも適しているので、猫が爪とぎとして好むのです。
4.自分のにおいをつけやすい
段ボールの箱は、宅配便などで届くことが多いと思います。外から運ばれてきた箱が、好奇心旺盛な猫の興味を引いているのでしょう。知らないにおいもついているので、気になってしまうのです。
段ボールの素材はにおいを吸着しやすくなっています。猫にとっては、自分のにおいをつけやすいということです。猫は自分のにおいがついていると安心できるので、そこがお気に入りの場所になることが考えられます。
まとめ
猫は段ボールが大好き。その理由を探ってみると、段ボールは猫にとって魅力的な素材であることがわかりました。
キャットハウスやベッドを買ってあげたのに、段ボール箱にばかり入っている…なんていうのも、猫あるあるですね。
段ボールの箱をただ置いておくだけでも猫は勝手に入ってくれますが、段ボールを使ってキャットハウスやベッドを作ってみるのもおすすめです。世界でひとつだけの、愛猫のためのアイテムを手作りしてみてはいかがでしょうか。