編集長が選ぶ! ホントに美味しい「焼き芋」ランキング ベスト7! / 第22回おすすめ〇〇選手権
編集部のメンバーがおすすめ商品を持ち寄り、当サイトの編集長GO羽鳥がジャッジする「おすすめ○○選手権」。今回のお題は「焼き芋」である。それぞれがおすすめ商品を持ち寄って、羽鳥にジャッジしてもらう。
今回は秋の定番……、というかいつの頃からか焼き芋ブームが到来して、秋の定番どころか、モンブランと並んで年中食べられるスイーツに進化してしまった。移動販売の「い~しや~きいも~、おいも♪」を聞いて秋を感じた頃が懐かしい……。
さて、そんな焼き芋対決なのだが、今回はマジでヤバかった! ジャッジの信憑性が揺らぎ、企画存続の危機!? 物議をかもした判定は動画でもチェックして頂きたい。では行こう、焼き芋バトル、開幕です!
・焼き芋で勝負!
無類のスイーツ好きの羽鳥は、どちらかといえば洋菓子。とくにクリーム系に目がない。しかしながら、近年は和菓子にも目覚めて、日に1個は大福を食っている。ということはつまり、和の甘味である焼き芋も好きな部類に入るだろう。
焼き芋ブームが到来したとはいえ、私(佐藤)は編集部で誰かが焼き芋を食べているところを見たことがない。そうすると、今回の結果は、いつもと変わらず予測不能。羽鳥の好みを推し量る術はないのである。さあ、どうなるか……。
さて、改めて戦績を見ると、私(佐藤:6勝)は変わらず。前回の「焼きそば」で砂子間が劇的な勝利をして、御花畑と共に3勝目。中澤・Yoshio・古沢がそれぞれ2勝。続いてあひるねこ・サンジュン・和才がそれぞれ1勝ずつ。勝ちなしは原田のみとなっている。
6勝:佐藤、3勝:御花畑・砂子間、2勝:Yoshio・古沢・中澤、1勝:あひるねこ・サンジュン・和才、0勝:原田。
焼き芋はこれまでの料理ジャンルと違って選択の幅が狭いから、芋の種類で競う……はずだ。たとえば、近年主流となった蜜芋系とか、トラディショナルなホクホク系とか、そのあたりで味を比べることになるはず。
だが、この戦いは「無制限1本勝負」と銘打っている。羽鳥の苦手を引いて食べてもらえない、いわゆる「ドボン」状態にならない限りなんでもOK! それでなくてもメンバーは「邪道」な選択をしがちである。持ち寄った商品はいかなるものなのか!?
では、さっそくメンバーの購入商品を紹介していこう。なお、メンバーの名前のあとについている星印は、1位を取った回数を示している。
◆砂子間正貫☆☆☆ 伊勢丹新宿店「茨城県産 ひとくち焼き芋」税込287円
砂子間「伊勢丹新宿店担当の私、砂子間が選んだのは、茨城県産の焼き芋です。お店にいわゆる長物の焼き芋もあったんですけど、きっと食べやすい方が印象が良いかなと思ってコレを選びました。コレで勝ちます! ありがとうございました!」
◆御花畑マリコ☆☆☆ 成城石井「べにはるかの焼き芋」税込422円 + カルピスバター(有塩)、シナモンシュガー、クリームチーズ、メープルシロップ
御花畑「焼き芋はおそらく、味に差をつけられないと思ったので、今回はバター・シナモン・チーズ・シロップを用意して、味変で差をつけようと思いました。きっとみんなそこまで考えてないと思うので、勝ちます」
◆佐藤英典☆☆☆☆☆☆ ヨークフーズ「栗かぐや」税込315円
佐藤「焼き芋というと、何かと蜜芋が珍重されるけど、あのベチャベチャした感じがイヤなんですよね。ホクホクこそ至高と考えて、今回はホクホクの栗かぐやを買ってきました。羽鳥もそこそこおじさんなので、このくらいの食感は懐かしく感じるはず」
◆Yoshio☆☆ ライフ「おいものキャラメルブリュレ(国産紅はるか)」税込314円
Yoshio「正直ね、僕、あまり焼き芋食わないですよ。それで訪ねたライフでは、焼き芋は11月からって言われちゃったんだけど、スイーツとしてコレがあったので、コレを選びました。芋そのままよりも、こっちの方が羽鳥さんは好みのはず」
◆原田たかし らぽっぽファーム「まるごと焼き芋スイートポテト」税別480円
原田「芋スイーツでお馴染みの「らぽっぽファーム」で買ってきました。コレ、ただのスイートポテトと思われるかもしれないけど、ちゃんと焼き芋ですので。裏に皮がついてますから。お店で2番人気だそうです。これで初勝利を狙います!」
◆古沢崇道☆☆ エクセルシオールカフェ「なめらかカスタードのスイートポテト」税込560円
古沢「今回もエクセルシオールカフェで買ってきました。僕はこだわりますよ、エクセルシオールに。それでメンバーから「焼き芋じゃない」と言われてますけどね、芋は芋! ポテトはポテト! 中にカスタードクリームが入っていて、その美味しさに羽鳥さんはやられると思います。お願いしま~す!」(※今回は大変元気にコメントしていますので、動画でご確認ください)
◆P.K.サンジュン☆ 丸永製菓「おいももなか」税込150円
サンジュン「ほんとはね、僕も買って来たいお店があったんですけど、焼き芋が仕込み中だったんですよね。それでどうしようと思って買って来たのがコレです。コレはマジで美味い! 文句は言わせません」
以上、7名で7品が出揃った。今回少人数ながら、ラインナップはバラバラ。なかには、ふざけてんのか? と思うようなチョイスをした人間もいるが、そんなふざけた商品が勝つわけはない。無制限なので好きに選んだらよろしい。
では、ジャッジ羽鳥の入場です!
佐藤「はい、今日もお願いします」
羽鳥「は、はい! お願いします!」
佐藤「はい、今日は焼き芋のはずです。が! 何かおかしなものが揃っている気がしますが~……」
佐藤「羽鳥さん、目をつむってんの? 見てもらっていいよ。なんで目をつむってんの?」
羽鳥「だって~、この企画の時は何も食わずに来てるから~、全部魅力的過ぎて、ちょっと見れないんだよ~」
羽鳥「今日焼き芋って聞いてたのに、並んでるの焼き芋じゃないんじゃん」
佐藤「ええ、ふざけたものを用意したヤツらがいます」
サンジュン「誰だよ! ふざけんな、いい加減にしろ」
佐藤「(いい加減にするのは、お前だよ)」
羽鳥「ではさっそくいきますよ。まずは正統派のこのお芋からいきますね」
砂子間「それ、栗かぐやって品種らしいですよ。ヨークフーズの」
羽鳥「半割りにして食べるよ。おお~、いい色だねえ」
佐藤「たしかに美味そうな色してる」
羽鳥「かぶりつきます」
サンジュン「いっちゃえいっちゃえ」
羽鳥「…………」
Yoshio「あれ?」
原田「あれ? 反応は?」
羽鳥「う~ん、美味しいんだけど、期待値は超えてこなかったなあ。俺はどっちかっていうと、蜜芋のねっとり系が好きなんだよねえ」
佐藤「ねっとり派だったか~、また読み間違えた……」
羽鳥「次いくよ。次はこのカットしてあるヤツ」
佐藤「伊勢丹だったかな」
羽鳥「これなんだろ、焼いてるぞ。いただきます」
佐藤「今回は「焼き芋」だから、そりゃ焼いてあるよね。いまさらこんなこというのもなんだけど」
羽鳥「う~ん、まあコレも普通かな。さっきのとは違うけど、まあ普通ですね」
羽鳥「じゃあ、次コレね。この茶色くなってるのは味噌かな?」
佐藤「それはライフですね。茶色いのは味噌だったかな?」
Yoshio「味噌ではない」
羽鳥「これはもしや……。ピーナッツクリームか?」(謎のカメラ目線)
羽鳥「食べればわかるか。どれどれ…」
羽鳥「あ~、これは食べたことのある味。これは~……」
佐藤「味噌じゃないの?」
羽鳥「味噌じゃない。あ、わかった、キャラメルじゃん!」
砂子間「キャラメルは邪道ですね」
羽鳥「全然邪道、OKですよ」
砂子間「減点対象にはならないと」
羽鳥「ならないですねえ」
羽鳥「ほんで、次はコレだな。典型的なスイートポテト」
佐藤「エクセルシオールですね」
サンジュン「どう考えても焼き芋じゃないですよね」
羽鳥「まあ、芋菓子だよね。いただきます」
羽鳥「ほほ~、これは芋だけじゃなくて、中にクリームが入ってるね」
古沢「お、好感触」
羽鳥「コレはポイント高いですね」
佐藤「焼き芋じゃないのに……」
羽鳥「次はこっちのケーキっぽいヤツ。ハロウィンの装飾がついているね」
佐藤「それはらぽっぽファームですね。焼き芋か怪しいけど」
原田「これもちゃんと焼き芋ですよ」
羽鳥「お! これちゃんと裏側にさつまいもの皮が付いてる」
原田「でしょ。だから焼き芋ですって」
佐藤「厳密に言えば違うけど、まあいいか……」
羽鳥「食べますよ」
羽鳥「う~ん、上品ですね。栗のようなホクホクした食感」
原田「焼き芋とスイートポテトを合わせてるみたいですよ」
羽鳥「次、これいきます。これは芋じゃないよね?」
佐藤「どう見てもモナカなんだけどね」
羽鳥「これはかぶりつきます。何だコレ!? 冷たいぞ」
サンジュン「それ選んだヤツはマジでふざけてる」
佐藤「(お前だよ!)」
佐藤「あら?」
砂子間「これはもしや、入っちゃったかな」
原田「これは完全に入ってますね。見事にクリーンヒットです」
Yoshio「刺さったな」
御花畑「焼き芋じゃないのに」
古沢「まさかの反応……」
砂子間「一切焼いてないのに、完全にぶっ刺さってますね」
羽鳥「うん、そうなんだけどね。これはちょっとどうしましょう……」
羽鳥「最後はコレですね。コレは2種類ってこと?」
佐藤「成城石井の焼き芋をアレンジした味変ということのようです」
羽鳥「先に白い方を頂くよ。メープルシロップもかかってるね」
羽鳥「あああああああああああああああああああああああ!」
佐藤「なんだなんだ!?」
Yoshio「発作か!?」
サンジュン「いきなり叫び出した」
羽鳥「コレ、クリームかと思ったらチーズだったーーーッ!」
佐藤「芋の味と違うところで興奮してない?」
サンジュン「たしかに、トッピングに引っ張られてる」
羽鳥「もう1個の方もいただくよ」
羽鳥「コレも罪な味だな~。こっちはチーズじゃないぞ。コレはバターだろ。使い分けてきやがったなあ」
佐藤「やはり、心を掴んだのは、芋の味ではない」
このあと羽鳥は2周目の食べ比べを行ったのだが、あろうことか、素の焼き芋だけは2周目に手をつけなかった……。そしてジャッジは決まったのだった。
~~ 結果発表! ~~
羽鳥「いいですか? 発表、いきますよ」
羽鳥「1位はコレです! すいません! もなかのヤツ」
サンジュン「やったー!」
一同「え~~~!」
佐藤「これはない!」
Yoshio「マジで!?」
御花畑「わ~~~!」
サンジュン「みんなごめん!」
羽鳥「だって~……、美味かったんだもん……」
サンジュン「美味いんですよ」
御花畑「たしかにそれは美味しい」
羽鳥「それで2位はコレですわ。トッピングのヤツ」
御花畑「いや~、悔しい」
佐藤「トッピングが評価されてる。でも、コレに負けるのは仕方ない」
羽鳥「それで3位もごめんなさい、こっちのスイートポテト」
古沢「やった!」
砂子間「焼き芋対決とは?」
羽鳥「で、4位はもう1個のスイートポテト」
原田「ありがとうございます」
佐藤「いよいよ不安になって来たぞ……」
佐藤「残り3つは割とまともな焼き芋なんだが」
羽鳥「そうなんだけどねえ、出されたものを美味しいと思う順番に評価してるから」
サンジュン「まあね、羽鳥さんはちゃんと仕事してますよ。何が出てくるかわかんないんだから」
砂子間「そうなんすけどねえ~……」
羽鳥「それで5位はキャラメルのヤツかな~」
Yoshio「なんか申し訳ない……」
羽鳥「6位はホントに申し訳ない、こっちの食べやすい焼き芋です」
砂子間「ヨッシャ! ビリ回避」
佐藤「え?」
佐藤「ビリが俺? これはおかしいだろ! これはおかしいだろ! 俺が1番まともな焼き芋持ってきたのに、ビリはおかしいだろ!」
羽鳥「だって、忖度なしで美味しい順番をつけたらこうなったんだから仕方ないよ~」
サンジュン「パイセン、気持ちはわかるけど、羽鳥さんは別に悪くないよ。純粋に美味しい順に評価したんだから。むしろ、持って来るこっちの問題で」
佐藤「そうなんだよ、ふざけたもんを持って来やがって……。とはいえ、無制限だから問題はないけど、まさかアイスに負けるとは思わなかった……」
ということで、誰も予想できない大波乱の結果となった。まさか焼き芋の回でアイスクリームが1位になるなんて……。しかし、それも含めてのこの企画なので、今後も無制限で開催したいと思います! 予想を裏切るから面白いのでね。
そして次回は「カツ丼」を予定しています。今回を超える波乱はあるのか? 乞う、ご期待! ちなみに、動画ではもっと辛辣な意見が飛び交っているので、ぜひ見てね!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24