“死”という観念を奇想天外に視覚化 母娘がソファに寝そべって穏やかな表情で過ごす様子も『終わりの鳥』新場面写真解禁
『終わりの鳥(原題:TUESDAY)』の新場面写真が解禁となった。
大胆かつ感性を刺激する衝撃作
ポスタービジュアルと予告編解禁時に大きなインパクトを与えて話題となった、色あざやかな鳥<デス>。彼は手のひらサイズになったり、急に人間と同寸になったり、変幻自在。様々なサイズになってチューズデーとゾラの前に現れる。
今回、新たに解禁された場面写真では、<デス>の威厳ある表情やチューズデーに抱きしめられている様子、ゾラと肩を並べて窓の外を眺めるバックショットが捉えられている。また、娘に最期が迫っていることを悟りながらも、笑顔で気丈にふるまうゾラの表情や看護師のビリーと共にチューズデーが何かを見つめている姿、母娘がソファに寝そべって穏やかな表情で過ごす様子も収められている。
余命わずかな少女の前に舞い降りた鳥
ある日、余命わずかな少女・チューズデーの前に<デス(DEATH)>という名の喋って歌う奇妙な鳥が舞い降りた。
地球を周回して生きものの“終わり”を告げる鳥<デス>と、その鳥と寄り添う病を抱える少女。かたや一心不乱に鳥と闘う少女の母親。
世にも奇妙な<デス>と突如対峙することによって、母娘ふたりは間もなく訪れるであろう別れを次第に受け止めてゆく。そのプロセスを風変わりな表現を用いて、驚きとユーモアと涙で満たした映画『終わりの鳥』がアイス・キューブの名曲「It Was a Good Day」に乗って、いよいよ日本に“飛来”する。
長編監督デビューを飾ったのはクロアチア出身のダイナ・O・プスィッチ。タバコをくゆらせ、ラップのリズムを刻むチャーミングなキャラクターを造形する一方で、“死”という観念を奇想天外に視覚化、その苦悩にも触れるなど奥行きのあるストーリーに仕立てた。
繊細でウィットに富んだチューズデー役には、『恋人はアンバー』のローラ・ペティクルー。シリアスとコミカルを横断する絶妙なバランスで母親・ゾラを演じたのは、エミー賞常連の人気TVシリーズ「VEEP/ヴィープ」で知られる、コメディエンヌのジュリア・ルイス=ドレイファス。
世にも奇妙な鳥と突如対峙することになった母娘の物語は、命あるものすべてが迎える“死”を描きながらも、今ここにある“生”をヴィヴィッドに照らし始める。
『終わりの鳥』は4月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開