「蕎麦と寿し 七乃家」京都駅前にオープン! 十割そばと天ぷら・寿しが織りなす新感覚の食体験
JR京都駅から徒歩5分、京都の玄関口である東本願寺前に2025年11月21日(金)、十割そばと寿しを組み合わせた新業態「蕎麦と寿し 七乃家(なのや)」がオープン。「天ぷら寿司海鮮 米福」や京町家再生プロジェクト「宵の小町」などを手がけてきた株式会社ファンインターナショナルが運営する同店は、米福仕込みの天ぷらや寿しと、こだわりの十割そばを組み合わせることで“今までにない蕎麦屋のひととき”を提案する。
古材が息づく静かな異空間で味わう京都のひととき
一階の店内
店内は古材を活かした落ち着きのある設えが特徴で、地上階と地下を合わせて約70席を有する。京都の喧騒から一歩足を踏み入れると、そこは観光客やビジネスパーソンがほっと一息つける“静かな異空間”が広がる。
地下一階の店内
店内の装飾やテーブルなどのほとんどを自社で制作したという細部にまでこだわりが詰まった手作りの空間が、訪れる人々を温かく迎え入れ、京都での一日の締めくくりを優しく癒してくれるだろう。
香ばしい十割そばと彩り豊かな創作メニュー
熱鴨ねぎつけ抹茶蕎麦
看板メニューの十割そばは、そば殻ごと丁寧に挽いており、香ばしい風味としっかりとしたコシ、そして十割とは思えないつるりとした喉ごしが特徴だ。熱々のままいただく「熱鴨ねぎつけ蕎麦」や、抹茶のコントラストが鮮やかな「十割二色ざる蕎麦」をはじめ、「京きつね九条ねぎそば」など、見た目にも美しい一品が揃う。
十割二色ざる蕎麦
さらに、「米福」仕込みの天ぷらや定番のお寿し、変わり天ぷらなど、季節ごとに様々な逸品を用意。30種以上の日本酒やスパイス焼酎も取り揃え、昼は軽やかに、夜はしっとりと、時間帯に合わせた楽しみ方を提供する。
「米福」仕込みの天ぷらの数々。
定番のお寿しも豊富なネタを用意。
日本酒好き、焼酎好きにはたまらないラインアップ。
店舗情報
店名/蕎麦と寿し 七乃家(なのや)
住所/〒600-8149 京都市下京区粉川町234番地 京都駅前第10ビル 1F/B1F
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日/なし(12/31・1/1は休業)※12/1-12/2は臨時休業
電話/075-585-2806
価格帯(税込):ランチ/1,000〜2,000円、ディナー/3,000〜4,000円
運営会社がこの京都・七条で蕎麦屋を開く背景には、街に息づく暮らしや歴史の美しさを、食を通して次世代へつなげたいという想いがあるという。これまで古民家再生や地域の建築に携わってきた経験を活かし、町家の趣を残しながら新たな息吹を吹き込む。目指すのは、単なる「観光地の京都」ではなく、地域に根差した「暮らしの京都」を守り育てる拠点である。訪日外国人観光客であふれ返ったイメージの強い京都だが、このあたりは京都駅が近いにもかかわらず、落ち着いた風情がまだまだ残されている。今回、取材で東京から京都を訪れた記者も、想像していたより地元の人たちの生活感が感じられる様子に感動を覚えた。観光地の喧騒に疲れた心身を癒す、自分だけの隠れ家として大事にしたいお店になりそうだ。