完全陸上養殖の<三保松ひらめ>と<三保松はぎ>初出荷! 世界遺産・三保松原にも近い地下水を使用
日建リース工業株式会社は、日建リース・三保地下海水養殖センターで、世界遺産でもある三保松原に近い地下海水を利用して完全養殖された「三保松ひらめ」と「三保松はぎ」の生産と初出荷を開始したことを発表しました。
「三保サーモン」「三保松さば」に続く、地下海水陸上養殖魚が新たに登場。卵から出荷まで管理された完全養殖で、寄生虫等のいない地下海水で養殖されていることから、アニサキス等の感染リスクのないことが特徴です。
地下海水で育つ魚たち
三保地下海水養殖センターでは、ほぼ無菌で綺麗な地下海水を利用した養殖が行われています。
「三保松ひらめ」と「三保松はぎ」は、卵から出荷までの全過程を陸上施設で管理。水温や水質を徹底的に調整することで寄生虫リスクを排除し、安全性と品質を確保しています。
特に「三保松ひらめ」は寄生虫であるクドアを含まないため、生食にも安心なヒラメ。さらに独自の飼料を使うことで、白身の旨味が際立つ魚に仕上げられているといいます。
一方、「三保松はぎ」は豊かな肝と臭みのない身が特徴のカワハギです。
「三保地下海水育ち」ブランドは、日本でも有数の地下海水資源である、世界遺産の「三保松原」近くから採水される地下海水で養殖されている魚につけられています。
また、「三保松ひらめ」「三保松はぎ」という名称は、世界遺産の三保松原のように、世界に誇れるひらめ、かわはぎとなるようにという思いを込めて名付けられたそうです。
地域ブランドとしての展望
「三保松ひらめ」と「三保松はぎ」は、1月16日に東京都千代田区のザ・キャピトルホテル東急で行われる「静岡市交流会」にて紹介。当日は、これらの魚を使った料理が提供される予定で、直接その魅力を体験することができます。
日建リース工業は、地域ブランドの確立と安全でおいしい水産物の提供を目指しているとのこと。
三保地下海水養殖センターに関する詳細は、「三保サーモン」の公式Webサイトに掲載されています。
※2025年1月12日時点の情報です
(サカナト編集部)