【無料】地下芸人らによる「南流山お笑いライブ」がカオスすぎた / 畳の上で絶叫! 噛みつき!?
最近、じわじわとメディアへの登場機会が増えている「地下芸人」。
今や大活躍のチャンス大城さんも、もともと地下芸人と言われていたという。
そんな地下芸人たちは決して表舞台だけが戦場ではない。小さな劇場やYouTube、路上イベントなど、メディアの目が届きにくい場所で独自の芸を磨いているのだ。
その一つが千葉県流山市で毎月最終日曜に無料開催されている「南流山お笑いライブ」だ。
筆者も数回足を運んだことがあるのだが、その様子がなかなか衝撃的……。
今回は、そんな南流山お笑いライブの様子をネタばれしすぎない程度に全力でお届けしよう。
・入場は無料
南流山お笑いライブの会場は、南流山福祉会館。ルミネでも浅草東洋館でもない。
基本的に入場は無料でライブ後におひねり制となっている。
一応、流山市の公式HPにも記載されており、要予約と書かれている。が、関係者いわく実際は予約がなくても可とのことで、筆者も一度も予約はしたことがない(万全を期すなら予約をオススメする)。
畳部屋に座布団が敷かれたレトロな雰囲気の中、地下芸人たちの登場を待つ……。
ちなみに客層は中高年が中心だが、まれに小さな子どもも来ている。そして、結構満席に近い賑わいだ。
・矢沢永吉に近づいてきてる(かもしれない)ゆきおとこさん
MC兼トップバッターを飾ったのは、ロックの帝王・矢沢永吉を目指して日々精進(してるっぽい)ゆきおとこさん。
詐欺ネタや衣装いじりなど、ゆる~いトークで会場をじわじわ温めつつ、一気に盛り上げるという高度な技を披露。最近では、「ラヴィット!」などメディア出演も増えているので読者の中にも知っている人もいるかも。
先日は、東京FMのラジオCMにて「やっちゃえ日産」と登場していたのが、なんとこのCM、歴代出演者に矢沢永吉もいるという。本当に近づいてきているのかもしれない……。
・ギター漫談のインタレスティングたけしさん
続いて登場したのは、ギター片手に独自の世界を展開するインタレスティングたけしさん。
テーマは「ついてない話」。
……って、フリップのクオリティ……。
と思いきや、哀愁ただようギターで5ネタに1ネタの割合で笑いが起きていた。
観客リクエストによる「Let It Be」弾き語りでは、なぜか会場全体がほっこり。なんだこの空気感。
・ブレない叫びネタのおかっぺさん
3番手に現れたのは、赤いゆきおとこさん、緑のたけしさんときて「じゃあ次は黄色で信号か」と期待させといて、青い蝶ネクタイ&サスペンダー姿で登場したおかっぺさん。
信号は未完成、でも笑いは……?
……?
おかっぺさんんも「ラヴィット!」出演を果たしたらしいが、本人曰く「全然反響なかった」とのこと。それでも、全力で叫ぶ「おパンツー!!」には芸人魂を感じた。
ただ同行した子どもが真似しないか心配だった…。
・正統派漫才、米ェズさん
ある意味、ちょっと異色だったのが、米ェズ(こめぇず)というコンビのお2人。
2024年6月に組んだばかりとは思えないキレッキレの正統派漫才を披露!
身長差を活かしたツッコミも光っていたし、毎回新ネタを2本持ってくるというサービス精神に拍手。
しかも、M-1グランプリ2024の一回戦を突破したってすごい!
ほかの出演者には失礼だが、米ェズのネタを見るだけでも行く価値あるかも。
・トリはキュートンのしんじさん
この日のトリを務めたのはキュートンのしんじさん。
客の頭に噛みついたり寝転んだり、クセが強すぎて泣く子もいるという。我が子も本気で怖がっていた……。
私も若干怖かったのだが、同行した友人にはド・ド・ド・ドハマりしたようで、最後に記念撮影もしていた。
ちなみにネタはとんでもないが、よーく見るとやさしい目をしていて、むしろ癒し系なのかもとか思ったり。
・ゲストは親子漫才、完熟フレッシュさん
南流山お笑いライブでは、毎回スペシャルゲストが登場している。
過去には、冷蔵庫マンさんや猫ひろしさんなども登場。
この日のゲストは、完熟フレッシュさん。
父・池田57CRAZYさんと娘・池田レイラさんのテンポの良い掛け合いに、会場は笑いとほんわか空気で満たされた。
それにしてもレイラちゃん、最近はグラビアや女優としても大活躍中とのことで……近くで見ると本当にかわいい! こんな近くで見られるの、地味にスゴい贅沢体験では?!
・ライブ後にはふれあいタイムも
ライブ後には、ロビーで出演者と記念撮影や握手ができる時間もある。テレビじゃ見られない芸人さんの素顔に出会えるかも。
我が子もちゃっかり、レイラちゃんと記念撮影!
・次回開催は?
次回は、5月25日(日)13時~14時に開催される。
ゲストは、カトゥーさんとヒッキー北風さんとのこと。
お笑い好きも、そうじゃない人もきっと新しい発見がある南流山お笑いライブ。
一体なにを見ているのだろうという瞬間もあるし、笑いの保証はないけど、きっと後悔はしないはずだ。
少しでも気になったら、ぜひ迷わず南流山へGOしてほしい!
参考リンク:南流山お笑いライブ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.