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蛇が多く生息した坂道 南区の「蛇坂」(八幡町〜平楽)

タウンニュース

蛇が多く生息した坂道

今年の干支「巳」(蛇)の名がつく坂道が南区にある。下町情緒漂う八幡町から約150段ある階段をのぼり、平楽公園へと続く約230mの「蛇坂」だ。階段に設置されたジグザクの手すりが蛇を連想させる。坂の上には、1978年に建てられた「へびざか」と書かれた標識がある。

少なくとも元禄時代から代々、この地に住んでいるという田辺さん(68)は、「子どもの頃から、アオダイショウがたくさんいるのを何度も見た。物心ついた時には、当たり前のように蛇坂と呼んでいた」と話す。当時は山に囲まれ、自然豊かな地区だったという。「自宅の建てかえを行った2年前まで蛇はよく見たし、今もいると思う」という。

近隣には坂が多く、山羊坂や狸坂など、動物を冠した名前の坂も少なくない。「山羊坂は、山羊のお乳を売っている方が住んでいたことからついたと聞いています」と話した。

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