あとは煮るだけ! 鍋まかせの「鶏おでん」でほっこりしませんか?【渡辺あきこさんレシピ】
寒さも本番のいま、『きょうの料理』2月号より、料理研究家の渡辺あきこさんの「あとは煮るだけ! 鍋まかせのほっこり煮物」を紹介します。
材料を入れて火にかけたら、あとはコトコト煮るだけ。
そんな煮物を楽しむのはいかがでしょう?
いつもの調味料を使って、難しい手順も一切なし!
旬の冬野菜をたっぷり使った、ごくごく簡単なレシピでこの冬を温かく過ごしましょう。
教えてくれるのは、渡辺あきこさん
料理研究家。日本各地を訪ね歩き、郷土料理や伝統的な家庭料理を研究している。地域に根づく食文化や食材などを丁寧にとり入れた、つくりやすくおいしいレシピが人気。
鶏おでん
大ぶりに切った野菜は、食べごたえ抜群。
やさしい味のだしが、柔らかく煮た野菜にしみ込んでいます。
春菊は最後に加え、香りと食感を楽しみましょう。
【鍋まかせtime】 煮立ってから25分
材料(2人分)
鶏もも肉…150g
大根…200g
にんじん…1/2本(70g)
春菊…70g
焼きちくわ…1本(80g)
A (だし…カップ3
うす口しょうゆ…大さじ1と1/3
みりん…小さじ1)
◎240kcal ◎塩分3.5g ◎35分
1下ごしらえ
大根は四つ割りにし、大きめの乱切りにする。にんじんも大きめの乱切りにする。春菊は茎の堅い部分を除き、長さを半分に切る。ちくわは長さを半分に切ってから斜め半分に切る。鶏肉は3~4㎝角に切る。
大根は四つ割りにしてから大きめの乱切りにすれば、火が通りやすくなって下ゆでいらず。
2あとは煮るだけ!
鍋にAを入れて中火にかけ、煮立ったら春菊以外の1を加える。再び煮立ったらふたをして弱火で25分間煮る。野菜が柔らかくなったら、火を止めて春菊を加える。
時間があれば一度そのまま冷まし、食べるときに温めて春菊を加えるとよい。
ちくわを加えてじっくり煮て、魚介のだしを煮汁にプラス。
煮物のうれしいポイントは、具材を一緒に煮ることで、それぞれのおいしさが組み合わさって深みのある味になること。
今回紹介する煮物は、煮立ったあとはなるべく手をかけずにでき上がるよう、切り方や食材の重ね方に一工夫しました。
■NHKテキスト『きょうの料理』2025年2月号より抜粋
■撮影・竹内章雄/スタイリング・肱岡香子