【島田・康泰寺】島田一高い観音像「開眼供養式」5月11日 住職の長年の願いかなう
静岡・島田市の康泰寺で5月11日、市内一高い「島田旗指一願観音」の開眼供養祭が行われます。一般の参拝者も護摩焚きに参列でき、縁日も開かれます。住職の長年の願いがかなうこの日、寺を訪れて参拝してみませんか。
【画像】縁日の出店マップも! この記事のギャラリーページへ“ぼけ封じ”で有名な康泰寺
島田市旗指にある康泰寺は、国道1号線島田金谷バイパス旗指ICのすぐ南。
1576年創建の曹洞宗のお寺です。
境内にはぽっくり地蔵の「ぴんころさん」や、ぼけ封じ地蔵の「おけぼさん」があり、高齢の方々が御利益にあずかろうと参拝に訪れます。
また五藤善成 住職が手掛ける朝市やパン祭りなど、お寺を身近に感じられるイベントも人気です。
新しく迎える「一願観音」
5月11日に開眼する「島田旗指一願観音」は、それぞれの願いを一つだけかなえると言われる仏さまです。
この観音様を迎えることが、五藤住職の“一願”でもあり、この日を迎えられることを涙して喜んだそうです。
一願観音がたつのは、お堂の後ろの高台です。
山の仏として旗指から島田の街を守るように、地域が一望できる場所が選ばれました。
一願観音は立ち姿で、台座を入れると約7mの高さです。その大きさからも、安置している場所からも、“島田市で一番の高い観音様”です。
島田旗指一願観音の名前は、五藤住職が住職を兼務する、大阪市にある鳳林寺の「一願不動明王」にちなんで名付けました。大阪大空襲でも焼けずに残った観音像です。
観音像を旗指に建てることが五藤住職の長年の夢であったことから、本当に願いがかない「一願成就」となりました。
5月11日は開眼供養祭
観音様の開眼は5月11日に、年に一度の「お地蔵さんまつり」に合わせて行われます。
開眼とは石像に魂を入れる法要のことで、開眼を経て石像は「仏さま」となります。
その法要には一般の参拝者も参加できます。
護摩木の焚き上げが午前11時から。その前に本堂の前で護摩木を受けとり、願いごとを書きましょう。ご祈祷料は300円です。
「一願」なので、たくさんの願いでなく自分の一番の願いを書いてください。
他にも、午前9時半からぽっくり地蔵とぼけ封じ地蔵、身代わり薬師地蔵 しあわせねこ地蔵の御祈祷があります。
旗指の地にちなんで「旗」のお守りも受けられます。好きな旗を選んで、願いごとを書いてください。
さらに30店以上が出店する縁日が開催されます。
この日限定、市内の和菓子の老舗「稲葉屋」とコラボした「ぼけ封じまんじゅう」100個が販売されます。また市内の人気パン店「otomo」とのコラボパン「ぼけ封じぱん」と「しあわせぱん」も各50個販売されます。
ぼけ封じまんじゅうと、ぼけ封じパンには、ぼけ封じにいいと言われる“いいもの”が入っています。早く売り切れる可能性が大なので、お目当ての方お早めに!
島田中央幼稚園が臨時駐車場です。観音像までは坂道を少し登りますが、景色がいいので、ぜひ参拝に登ってみてください。
■イベント名 島田旗指一願観音 開眼供養祭
■会場 祥雲山 康泰寺(静岡県島田市旗指2883)
■日時 5月11日(日) 9:00~13:00
■問合せ 0547-35-3455
取材/麻衣子