Yahoo! JAPAN

九頭竜川のトモ釣りで23cm頭にアユ77匹を手中【福井】20cm級中心に入れ掛かり

TSURINEWS

九頭竜川で77匹のアユをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

8月に入って、各地のアユ釣りが最盛期を迎えた。しかし猛暑の影響で、各河川は渇水状態で水温も高い。こんなときは北陸の大河川で立ち込んで釣りをするのが一番。8月5日は今年初の九頭竜川中部漁協管内に釣行した。事前情報では小ぶりが多いと聞いていたがどうだろう。

九頭竜川でアユのトモ釣り

福井県から岐阜県へと建設中の中部縦貫道は、福井県大野市和泉村までつながり、20分ほど時間短縮できた。そのため郡上からは約1時間で九頭竜川中部へ到着。午前6時半に福井県勝山市の坂東島に到着した。

早速年券を購入。オトリ2匹購入し、常連さんに状況を聞くとアユはどこでも掛かるが、全体的に小ぶりが多く、良型は荒瀬や深場にいるらしい。ウエットスーツを着て、オトリ店前の中州向こう左岸の流れでサオを出すことにした。通称大野島の瀬だ。

大野島の瀬(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

16cmのチビアユを手中

サオは急瀬抜、水中イトは複合メタル0.1号、小澤式背バリは常時使用でオモリ0.5号を装着した。ハリは8~8.5号の4本イカリと8~9号のチラシを準備した。

まずは荒瀬の瀬肩から探る。ハリは8号4本イカリで、瀬肩の波際にオトリを沈めて数十秒で1匹目がヒットしたが、16cmほどのチビアユだ。天然物なのか、オトリにするとよく泳ぐ。反応は至る所であるが、なかなかハリ掛かりしない。

九頭竜川のタックル図(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

アユがサイズアップ

ハリをチラシに替えると、ポツポツと掛かりだした。少し立ち込んで対岸筋を探ると、プチ入れ掛かりに。サイズも20cmクラスが交じるようになった。九頭竜川は午前10時ごろから活性が上がる傾向があるので、それまで瀬肩で辛抱する。

瀬肩で10匹釣り、9時すぎに荒瀬に釣り下ってきた。オトリを荒瀬の縦波に入れると、目印が吹っ飛ぶアタリ。ビックリしてのされ気味なる。

それでも何とか引き抜きタモに入れるが、体勢が崩れてタモからアユが脱走。良型だったので残念だ。

入れ掛かりタイム突入

しかし落ち込む間もなく、出し掛かりの入れ掛かりが始まった。荒瀬の中のアユは高活性で、オトリを入れるとすぐに反応が出る。そしてほとんど背掛かりで釣れてくる。サイズも良く18~23cm。ほとんど20cmクラスだ。夢中で釣ったが、さすが昼前には平均サイズが落ちてきたので、いったんオトリ店で昼食とした。

午前中は49匹の釣果。午後から風が強くなって釣りにくくなり、手尻を短くして対応した。まずは午前中サオを出していない荒瀬の上流にある深瀬。誰もやっていないので、入れ掛かりと思いきやポツポツと6匹ほど。

坂東島で釣れた23cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

77匹の大漁を達成

オトリ店前右岸の瀬を釣り下る。開始早々良い感じで釣れるが、やはり小ぶりが多い。15~18cmが中心。午前中やっていた荒瀬下流の深瀬を探ると、ドーンドーンと良型がヒットするが単発だ。

そのまま釣り下り、岩盤の深場に来た。下流には大淵がある。いかにも夕方入れ掛かりになりそうな感じ。期待を込めてオトリを沈めると。強烈なアタリで目印が下流へ走る。オトリを沈めると素直に掛かり、入れ掛かりが止まらないがキリがないので、午後4時に納竿。23cm頭に77匹と大満足の釣果になった。

坂東島での釣果は23cm頭に77匹(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年8月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。

【関連記事】

おすすめの記事