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【京都ツウ】京都市内唯一の名水百選『御香水』☆酒処・伏見のランドマーク「御香宮神社」

キョウトピ

【京都ツウ】京都市内唯一の名水百選『御香水』☆酒処・伏見のランドマーク「御香宮神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は伏見区にある名水百選でもお馴染みの神社。病治癒の伝説ある御神水『御香水』をはじめ、伝統芸能も奉納される能舞台もあり。

酒造りのまち・伏見の名水を代表する霊験あらたかな『御香水』

伏見区、大手筋商店街から東へ行った場所。大きな鳥居。

その脇にある、この辺りのランドマークともいえる『御香宮神社』があります。この日は、京都出身のくせに今まで参拝したことがない、という旧友を引き連れてお参りしました(笑)

以前、何度か訪れたことのある神社でしたが、その時は名水目当てで参拝。こちらには京都市内では唯一の名水百選の一つ『御香水』があり、酒処・伏見を象徴する名水。

その境内南側にある大手門は、元和8年(1622年)徳川頼房が伏見城から拝領して寄進したもの。

その参道には、さらに石造りの鳥居があり、桃山天満宮、伏見城跡残石などもあり、その歴史の古さを物語っています。

創建についての詳細は不明ですが、平安時代の貞観4年(862年)に社殿が修造された記録が残り、境内から良い香りの水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったという伝承から、清和天皇より「御香宮」の名を賜ったと伝わっています。

神功皇后を主祭神とし、仲哀天皇、応神天皇ほか六神を祀る。神功皇后は懐妊中に朝鮮半島へ出陣し、無事に帰還後応神天皇を出産したという伝承から、安産・子育ての神として信仰を集めています。

拝殿。寛永2年(1625年)、徳川頼宣により建立された建物で、正面の軒唐破風には登龍門の故事に基づいた彫刻。この拝殿はかつて伏見城にあった御車寄を移築したもの。

その奥に本殿。

徳川家康の命により慶長10年(1605年)に建立された建物で、檜皮葺屋根の五間社流造。こちらも精密な彫刻があり、さらに彫刻には極彩色の彩色が施され、桃山時代の豪華絢爛な様式を再現。

その本殿左手にある御神水『御香水』。

霊水信仰が厚く、伏見の酒造りの生命水とも称される御神水。そんな名水用ペットボトルも用意され、水に浸すと文字が現れる水占いもあります。

そして、今まで気づかなかったのか、社務所の側にかなり立派な能舞台を発見。

現在でも能・狂言・仕舞が奉納され、特に秋に執り行われる『御香宮神能』は室町時代から約600年続く伝統行事。夜に執り行われるため、その幽玄美の際立った伝統行事なんだとか。機会があれば、ぜひ鑑賞したいですね。

詳細情報

名称:御香宮神社
場所:京都市伏見区御香宮門前町174
電話番号:075-611-0559
実施時間:8:00~18:00
公式サイト:http://www.gokounomiya.kyoto.jp/

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