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枡形中 水素への理解、深める トヨタ関連4社が授業

タウンニュース

授業の終わりに記念撮影をする同校生徒と教員、企業関係者ら

多摩区の枡形中学校(岩崎知美校長)で5月9日、ウエインズトヨタ神奈川、神奈川トヨタ自動車、トヨタ紡織、トヨタ自動車の4社による「出張カーボンニュートラル授業」が行われた。3年生生徒120人が約3時間にわたり、水素を活用したさまざまな取り組みを実体験した。

カーボンニュートラルは、気候変動の原因である温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。燃焼時に二酸化炭素を出さない水素はクリーンエネルギーとして注目される。この授業は水素への理解を深めることを目的にトヨタグループおよびトヨタ販売店が行っているもので、総合学習で2003年度から「エネルギー環境教育」に取り組む同校に声をかけ県内で初めて実施された。

体育館で水素などの基礎知識を学んだ生徒は3グループに分かれ、燃料電池ミニカーの作製、水素を燃焼させる調理器での焼きマシュマロ作り、開発中の水素を動力とする電動自転車の試乗を体験した。その後、校庭でプロレーシングドライバーの佐々木雅弘選手による水素エンジン車のドリフト走行を見学。一部の生徒は車に同乗し、水素エンジンを体感した。

授業を受けた松村凰之介さんは「自転車に使われるなど、水素が身近なところにあることを実感できた」、古川愛莉さんは「水素がこんなに身近にあると思っていなかった。水素を使っていくとともに、二酸化炭素を出さないようにしていきたい」と感想を述べた。

神奈川トヨタ自動車渉外広報部の黒澤宏康部長は「水素エネルギーは身近にも部分的にはあると思うが、このようにまとまった形で体験することで地球温暖化を改めて考えるきっかけにしてもらえれば」と話した。同校で環境教育の推進委員を務める理科教員の清水亨さんは「生徒が3年間培ってきた環境学習と生の体験がつながれば。環境にもいろいろな関わり方があることや企業が努力していることも知ってほしい」と振り返った。

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