前澤友作氏が休館が決定したDIC川村記念美術館の所蔵コレクションの買い受けを表明
前澤友作氏は、2025年1月下旬からの休館が決定したDIC川村記念美術館に関して、所蔵コレクションの海外流出を防止するために同館に協力する考えがあることを自身のX(旧ツイッター)を通じて表明した。
1990年に千葉県佐倉市に開館したDIC川村記念美術館は、インキ業界で世界首位のDIC社が運営しているが、同館は赤字が続いており、投資家などから規模縮小や移転などを求められていた。
DIC川村記念美術館は、尾形光琳や長谷川等伯らの日本画家の大家の作品の他、抽象画家の巨匠、マーク・ロスコやフランク・ステラなどの作品が所蔵されている。前澤友作氏は、「特にロスコルームのシーグラム壁画はなんとしても日本に留めておいて欲しいです」と投稿しており、貴重な作品の保全に強い意欲を示している。
アートのコレクターとしても知られる前澤友作氏は、「もしコレクションを売却するという方向なら、数々の名作が日本から出ないように、まずは日本の買い手にアプローチして欲しいな。僕も待ってます」と、コメントしている。